2021年、初めてバイクにM社が関わるバイクが発売されました。
それがM1000RRです。私はこのM1000RRのあまりのかっこよさに惚れ込み、予約開始と同時に注文を入れたわけですが、私の個人的な感想ですが、このM1000RRこそが歴代のMシリーズの中でも最もMなのではないかと思っています。
今回はそんな話をしていきたいと思います。
Mカラー
皆さん「M」といったら車を想像するかと思います。
もともと車で展開していたブランドであるため当然ですし私もそう思います。
そしてそのMシリーズといえば何を思い浮かべますか?
ボンネットのパワードーム?サイドダクト?オーバーフェンダー?
私はMバッチであり、Mの3色カラーをイメージします。
MバッジはM文字の横に3本線で彩られています。
水色、紺色、赤といったカラーで構成されているMバッチはそれだけで特別感を出し、所有感を満たします。
そのため私にとってこの3色はとても強い意味があります。
しかし実際にこの色を目にする機会はあまり多くありません。
車のM
私は過去にE46 M3を所持していた時期があり、この経験からMを特別なものと認識しています。(人によってはとるに足らないMかもしれません)
上記でも書いた通り、私はMの3色に強い思い入れがあるわけですが、運転しているとその色を感じることはあまりありません。厳密にいえば、ハンドルにMの刻印があったり、ドアパネルの内張りが目立たないなりに3色使われていたりと、強く感じることはありませんでした。
明確に3色を感じることができたのは、車に後ろから近づいたときであり、リアの「M3」のバッチが目に入った時だけです。
実はこの3色は様々なところにちりばめられているとはいえ、それほど多くの面積に塗られているわけではありません。もちろん、カスタムでその三色をペイントするといった改造をしている人はいるかもしれませんが純正で大々的にそういったカラーリングにすることはないのです。
しかしそれはなぜでしょうか。それは車だからです。
車は法で決まっているわけではありませんが、単色で作られることがほとんどです。
多くてもツートンといったところでしょうか。それは車だから当たり前であり、これからもそうあり続けると思います。ですので極端にMカラーを身にまとったMシリーズは多分生まれないのです。
ではバイクの場合どうでしょうか?
バイクのM
バイクは車と違い単色ではなく、複数の色を使うことが多いです。もちろん単色もあります。
それはデザインでもあるわけですがバイクはごちゃごちゃと色を塗りたくっても許されます。
それはなぜでしょうか。明確に説明はできませんが、バイクだからであり、購入者もそれを望んでいるからです。
ではM社がバイク用にデザインを決めるとどうなるのでしょうか。
みなさんご存じの通りこのようになります。
これまでの車では絶対ありえなかったMの3色を惜しみなく使用することができるわけです。
横から見てもM、前から見てもM、またがってもMと私にとってはM天国というとになります。
そして私は思ったわけです。これはM史上、最もMな車体なのではないかと
M史上最もMである
Mといえばレース車輛を公道にフィードバックした、と言ってもよい高性能な車体をリリースしています。
その歴史は車から始まり、M3、M4、M5、最近ではXシリーズにもMが存在します。
Mが一番輝ける場所はサーキットだとした場合その性能の優劣はタイムということになるのかもしれません。
その場合、M4が一番早いからM史上最強?M1000RRとM5はどっちが早くてどっちが真のMなの?
といった様々な部分で比べることができるかもしれませんが、私が着目しているのは私が大好きなMカラーの面積です。
先ほどから書いているように、車のMカラー要素は決して多くはありません。リアのバッチが一番大きく、内装にちょこちょこちりばめられている程度です。
しかしM1000RRはどうでしょうか。
おそらく車の100倍くらいMカラーが使われています。
私にとって最もテンションが上がるMカラーを瞳の中に映すということにおいて、M史上最もMなのはM1000RRだということなのです。
最後に
今回は完全に私の持論を展開させていただいており、本当の意味で、真のMとは何なのかという答えはありません。
ただ、車ではやってこなかったMカラーをふんだんに使ったM1000RRは私の中でとても気に入っており、それを伝えたいなということで今回の流れで話をさせていただきました。
私は車のMも好きですし、色がすべてではなく、走行性能や、音、見た目であったりとMシリーズのすばらしさは多岐にわたります。
その上バイクでもMという称号を冠したということは非常にうれしいことであり、所有している身としてもとてつもなく満足が高いといえます。
Mカラーが大好きな人がいらっしゃたら一度M1000RRを見てみてください。
いつまでも見てられるのではないでしょうか。(店頭にM1000RRが置いてあるということはまずないと思いますが・・・)