ポルシェを増車!981ケイマンを購入!

少し前にマカンターボの車検費用の記事を書きました。2023年に入ってマカンの車検をとりにポルシェディーラーに行ったわけですが、そこに並ぶ認定中古車に気になる1台がありました。ディーラーでは最近めっきり見ることがなくなったあの車種で、考えること5分、とりあえず話しましょうと営業マンに連れられ商談席へ…ちなみに今回の写真は全て718ケイマンやマカンのものを使っています。実物の写真は納車後のブログで公開したいと思います。




契約したポルシェは981ケイマン

参考画像:718ケイマンGTS4.0

あれよあれよとその場で契約してしまったその車両は

981ケイマン

となります。981シリーズは2016年頃に製造が終わり718シリーズに変わっていきました。2016年頃ということで、中古車としての値段はどんどん下がっていましたが現在は下げ止まったか?という感じでこれから上がっていくことが予想されます。

なぜ981シリーズの価値が維持できてあるのかといえばやはりNA水平対向6気筒エンジンでしょう。718シリーズでは4気筒になってしまい、6気筒はGTS4.0やGT4のみです。私はずっと981シリーズに着目してきており、マカンターボを購入する際も981ボクスターに乗りたいと考えていました。しかし、981シリーズがポルシェディーラーから販売されることはだいぶ少なくなってきています。その理由は軽微な改造された車両であったり、状態が悪いなど認定中古としてディーラーが取り扱うことができないそうです。

もちろん、通常の中古車ショップにはまだ多くの981シリーズが並んではいますが素性のわからない中古のポルシェに何百万も突っ込む勇気はなくほぼ諦めていました。そんな中、マカンの車検取得のために寄った際に981ケイマンを見つけてしまったのです。ちなみに2023年1月時点で981ケイマンの認定中古車は全てのグレード合わせて18台。そのうち素のケイマンが7台です。ボクスターは全体で8台、素のボクスターが4台です。まだ存在はしていますが、明らかに数が少ないことがわかります。

狙って選んだ2.7Lエンジン

参考画像:718ケイマンGTS4.0

981シリーズといえば、2.7Lと3.4Lエンジンです。2.7Lエンジンは素のケイマンボクスターにのみ搭載されており、それ以上のグレードには3.4Lエンジンが搭載されます。(GT4は3.8Lですが) おそらく価値としては3.4Lエンジンの方が高いと思われますが、私としては2.7Lエンジンの素のモデルが欲しかったのです。

というのも私はこれまでそれなりにハイパワーな車両になってきました。車ならE46 M3や現在所有しているマカンターボ。バイクであればM1000RRなどです。高出力なエンジンは刺激的で、回した時の気持ちの高まりはかなりのものですが、いかんせん使うところがありません。マカンターボも高回転域に入った時の音は素晴らしいものなのですが、その音を聴く頃にはとんでもないスピードが出ています。なので、高出力のエンジンを持っていても、使うことが難しいというのが最近の私の気持ちです。

そこでずっと目をつけていたのが素のケイマンボクスターです。私にとってエンジンはできれば6気筒以上が望ましいと考えていたんですが、6発で3.0L以下のエンジンはなかなかないのです。素のケイマンは265馬力となっており、一昔前の国産スポーツカーよりも低く設定されています。なのでこのケイマンの2.7Lエンジンというのは理想のエンジンなのではないかと納車前からワクワクしています。




オプションはほぼなし

次にオプションですが、ポルシェの中古車において楽しみな要素でもあります。前のオーナー次第ではオプションてんこ盛りなんてことがあり得るわけですね。しかし、私が購入したケイマンにオプションはほとんどついていません。唯一シートヒーターが搭載されているくらいであとは何もないのです。そしてポルシェといえばスポーツクロノですが、私は必須装備として考えていませんでした。なぜ必須でないのかという話をすると少し長くなるので別の記事に書きたいと思いますが、今回はスポクロ非搭載でOKです。なんなら、この世代のスポクロは故障リスクもあるので逆にない方が良いのかもしれません。

私が欲しかったオプションが2点あって、どちらも非搭載です。そのオプションは、

  • ポルシェスポーツエキゾースト
  • スポーツステアリング

の2点です。スポーツエキゾーストは、バルブ付きのマフラーで排気音の音量を変えることができます。これについては、我が家のマカンターボにもついているので効果のほどは身をもって知っているので欲しかった装備です。スポーツステアに関してですが、この時代のノーマルステアはパドルシフトの形状が変わっており、一般的な操作と違う構造になっています。これが結構気になるポイントなので、こちらもできれば装着してあれば良かったです。しかし、どちらも後付けが可能なオプションなので、乗ってみてどうしても欲しい場合は注文が可能です。とんでもなく高い値段ですが…

それからボクスターという選択もあり、私としてもオープンカーに乗ってみたかったのですが、やはり稼働部が多くなればそれだけ故障のリスクも高くなります。購入したケイマンは2015年式なのでまだ新しい方の部類とはいえますが、もし長い期間所持し続けるということになるとこう言った故障のリスクになる部分は排除しておいた方が後々お得になる可能性があります。なのでケイマンの選択で満足しています。




最後に

ということで、981ケイマンを衝動買いしてしまいました。私の通うディーラーで981シリーズが陳列されているところをみたことなかったのでついつい購入してしまった形になります。中古車であるため、昨今の納期遅延とは無縁であり、あと2週間もすれば納車されます。型落ちの車ではありますが、いまだ人気も高いため、納車されましたら、レビューもしていきたいと思います。

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