M1000RRのアマリング消滅!アマリングとどう向き合うか

先日、ツインリングもてきでM1000RRを走らせたわけですが、M1000RR自体にも少しずつ慣れてきました。もちろんまだまだ未熟なわけですが一つもの目標であるリアタイヤを端っこまで使うということをようやく達成したので今回はそんな内容の記事になります。




アマリングを気にするか

バイクあるあるで、よく上がるがアマリング。アマリングとはタイヤを端まで使わないことで全く削れていない部分がリング状に表れてしまう現象です。これを気にしている人も多いようで、インターネットでいくつかの記事を読んでい見ると、「ヤスリで削ってリングを消す」なんて書かれていたりもします。ここまで話題になるということは多くの方がアマリングという存在を意識しているともいえます。そしてアマリング肯定派は(あっても良いと思っている派)、マルケスだって高速道路しか走らなければアマリングができるといいます。しかし、アマリングがない人が、アマリングを肯定しているケースが多く、「アマリングあってもいいじゃん。俺はないけど」と言ったちょっとした自慢に発展してしまいます。

ちなみに私は気にするか気にしないかと言われれば、やはり「気にする側」となります。しかしアマリングがあるから恥ずかしいという話ではなく、「バイクの性能を使いきれていない」と、自分にガッカリするという感じです。特にスーパースポーツであるM1000RRにアマリングが残っていたら、「このバイク、自分に必要か?」と自問してしまいそうです。

我が家アマリング

我が家には現在3台のバイクがあり、アマリングの状況といえば、

  • M1000RR アマリング無し
  • RnineT リング有り
  • CB400SB アマリング無し

という感じで、RnineT以外は端っこまでリアタイヤを使うことができました。アマリング有無の違いはサーキットに持って行っているかという点です。RnineT以外はサーキットで走行しているため、アマリングが消えているということになります。

RnineTリアタイヤ

RnineTに関してはアマリングが残っているのですが、私はこれを全く気にしていません。RnineTは速く走るというバイクではないので、別にアマリングあってもおかしなことではないと思っているからです。逆にサーキットに持っていかないのにアマリングがないとなれば、公道でどんな運転をしているのかという話にもなります。ちなみにサーキット走行を何度かこなし、RnineTにのったからといってアマリングは全く消えません。そもそも公道でそんなにバンクさせていないので不可能なのです。




CB400SBリアタイヤ

CB400SBに関しては元々我が家では女性ライダーマルイチが乗るバイクでもあるので、アマリングの有無は全く気にしていないのですが、私がたまに練習がてらサーキットで使うので結果的には無くなってしまったということになります。

M1000RRリアタイヤ

しかし、M1000RRだけは消しておきたかったという気持ちは間違いなくあります。アマリングを消すというよりはサーキット走行をした痕跡がタイヤに残っているという状況にしたかったというのが正しいかもしれません。スーパースポーツがサーキットで使われず、全くバンクされずにアマリングがあるというのは私の中でM1000RRに申し訳ないという気持ちがあると同時に、人目をある程度気にしているともいえます。「あいつM1000RR乗ってるくせに直線しか走ってないよwww」と思われたくなかったという方がわかりやすいでしょうか。プロのように速く走らせてあげられないけど、それでもサーキットでできる限り速く走らせようと努力している痕跡とも言えるかもしれません。うーん、ドッグラン的な?笑

もちろん端っこといってもまだ先はあります。私のバンク角が限界ということではなく、上手い人ならこの先もまだまだバイクをバンクさせることが可能です、私のアマリングは一応消えましたが、それはあくまでも見た目だけの問題で限界まで突き詰めればこの先の形状も存在するということですね。それでも見た目が消えたとというのは一つの自己満足です。

M1000RRフロントタイヤ

ちなみに先ほどから「リアタイヤ」と書いていますが、フロントタイヤはまだまだ先があります。フロントタイヤは更なるバンク角も必要になりますし、ブレーキでタイヤを潰すということもしなければいけません。フロントを端っこ付近まで使える人は相当乗れているということになります。また、フロントタイヤのアマリングが完全に消えるとなると転倒につながるとも言われています。とりあえず私の場合なんちゃってアマリング消滅ということですね。




アマリングがないと逆に危険なケースも

アマリングはサーキットに行けば簡単に消すことができますが、サーキットで消す場合はタイヤが溶けた形で消えていきます。タイヤの端に粒のようなゴムの塊ができます。この形状まで持っていくには公道ではほぼ不可能でしょう。サーキットの場合、このゴムの粒を発生させないで走ることの方が不可能だと思います。(よほど硬いタイヤでない限りは)

公道を走るバイクに目を向けてみると中にはアマリングがない車体もあります。確かにアマリングはないのですが、タイヤが溶けた痕跡はないこともあります。それはおそらく公道で消した可能性が高いということです。アマリングを消すということはそれなりのスピードとバンク角が必要になり、それを公道で消すとなればかなり危険な運転になることは間違いありません。公道で消そうとするのは周りの迷惑になる可能性があるので絶対にやめたほうが良いかと思います。

アマリングを消す方法

アマリングを消すにはサーキット走れば1発でなくなる可能性が高いです。ただ、大型バイクに乗る方などはそこで絶望するかもしれません。大型バイクは180など、太いタイヤが使われていますが、太いタイヤを端まで使うには結構バンクさせないと消えません。ただ気持ちよく走ったくらいではアマリングは残るです。私もM1000RRを初めてサーキットで走らせたとき、「今回でアマリング全部消えちゃうかな」なんて思ったのですが全然甘かったです。余裕でアマリング残りまくりでした笑 そのとき私は自分では一生懸命バイクをバンクさせているつもりでも全然寝かせられていなかったという事実を知ったのです。今回はサーキット走行にもなれてきてだいぶバンクさせられるようになった結果一応見た目上はアマリングが消えたということになります。

8の字をやれば消えるとかも書かれていますがこちらも結構難易度は高いと思います。ジムカーナに慣れている方は可能だと思いますが、普通の人は転倒を恐れてそこまで深くバンクさせられないでしょう。もちろん公道で無茶なスピードを出しアマリングを消すなどはとても危険な行為ですし、普通に消すにはサーキット走行しかないと思います。ちなみに先導車付きの走行会なのでは絶対アマリングを消せるまでタイヤを使い切ることはできません。フリー走行でそこそこのスピードは要求されると思います。




最後に

ライダーの永遠のテーマの一つアマリング。私は車種によってはあっても良いものだと思います。アメリカンにあってもおかしな話ではないですよね?RnineTにあっても全然おかしくないと思っています。しかしスポーツバイクは気にしてしまうかもしれません。私も実際に気にしていたわけですし。しかし、アマリングを消したいからといって公道で消そうとは絶対に思わない方が良いかと思います。めちゃくちゃ危ないですし、他人を怪我させてしまう可能性もあります。どうしても消したいならサーキットです。「でもサーキットはお金かかるし、遠いし」と思う人はアマリングを消すことは諦めて、アマリングとうまく付き合っていくことが一番の選択だと思います。