石垣島を電動スクーターで一周するのに必要なバッテリー交換の回数とは? 日本最南端・最西端を目指す旅 2日目

石垣島離島を巡る旅、2日目は本格的に電動バイクを乗り回して石垣島を探索してみた。石垣島は一周すると120kmほど。電動バイクのバッテリーは、私達の使い方だとおおよそ60km走るので、理論的には一回のバッテリー交換で石垣島を一周できることになる。

では実際はどうだったのかというところを、どのようなコースで走ったのかと共にご紹介していきます。

スタートは伊野田オートキャンプ場

私達が滞在しているのは、島の北側にある伊野田オートキャンプ場。今日はここからさらに北に進み、石垣島最北端の地平久保崎灯台を目指す。その後港の方まで戻り、西側をまわって帰るルートに決定。

空港から北側は交通量も少なくスクーターでも走りやすい道になるので、私が運転してみることにした。私は普段cb400sbに乗っているのだが、cbでは絶対に二人乗りなんかできないと思っている。しかしGOSHAREの電動スクーターなら運転できるような気がした。その理由はたぶん、車重が軽いということと、後ろに乗ってる人も足がつくからだと思う。

車重はおそらくcbの半分くらい。CBのときは苦労する取り回しも、GOSHAREなら余裕で動かせた。そのおかげで多少ふらふらしても踏ん張りがきくし、いざとなれば後ろの人も支えてくれると思うと安心して運転できた。さらにいえば走行時の安定感もあったように思う。これは電動ならではの加速によるものなのかもしれないが、発進するときのふらつきが少なかった。グンッとスピードに乗れるので運転しやすいように感じた。これなら普段バイクの運転に慣れていない人でも安心して乗れるのではないかなと思った。

1回目のバッテリー交換

GOSHAREで電動バイクをレンタルしたときに、「島の北側に行く際は必ず手前のGO STATIONでバッテリーを満タンにしてから出発してください!」と説明されていたので、ひとまずこのゴーステーションを目指す。

ゴーステーションに行く途中に玉取崎展望台に寄ってみた。ここからは島の北側が一望でき、これから行く先になにがあるのかワクワクする景色が広がっていた。

さらにその道中馬がいた。放し飼いのようでいて、実は繋がれている。柵もなかったので近づかせてもらうと、馬の方も興味を持ってくれたみたいで近づいてきてくれた。少しだけ撫でさせてもらって、その場を離れたが、かなり名残惜しかった。馬かわいい。前日に昼食を取った食堂ではヤギをペットとして飼育していたり、石垣島のペットは一味違うようだった。

ゴーステーションに到着し、無事バッテリーは満タン80km走れるようになった。ここから石垣島最北端までは14kmなので、寄り道して戻ってきてもまだまだ余裕だ。

石垣島最北端・平久保崎灯台〜久宇良牧場

という訳で、最北端の地平久保崎灯台にやってきた。とくになんてことはない灯台だが、石垣島最北端と書かれていると嬉しくなるもの。たくさん写真を撮ってしまった。

そしてここからが石垣島で最高に楽しい道だった。

馬広場という看板に惹かれてなんとなくそのまま進んで行くと、道はどんどん険しくなっていきオフロードに。電動スクーターでも走りづらくはあるが走れるので、そのままどんどん進んでいくと何やらゲートが。

恐る恐るゲートを開け侵入すると、道にはおびただしい数の獣の糞…。ただならぬ気配を感じ、さっさとこの道を抜けようとバイクを走らせると目の前に馬の大群が!!!

更にその奥にはヤギ!牛!!

どうやらここは牧場のようで、石垣島名産?の石垣牛が放牧されているようだった。もちろん車やバイクの通行は可能。いきなりサファリパーク状態になり、非日常の中に入り込んだようですごく楽しかった。動物たちも車の立ち入りに慣れているのか、逃げることも威嚇することもなかった。ただし近づいたり触ったりはしない方がいいだろう。あの空間で何かあった時に逃げ切れる気はしない。

距離はおよそ1km。動物にばかり気を取られていたが、この道からビーチに出られたり、近くに安良大かねという有名な岩があったりするようなので、もっといろいろと楽しめそうな場所だった。

2回目のバッテリー交換

そうこうしているうちに充電の残量が減ってきてしまったので、2回目のバッテリー交換をするべく空港のゴーステーションへ向かうことになった。空港の近くに到着する頃には電池マークは残り一本、走行可能距離は7kmとなっていた。地図上では50km弱しか走ってないが、道路の流れがはやいことや勾配などの影響で、表示されている走行距離よりもはやくバッテリーが消費しているのかもしれない。

空港で無事に交換完了

次は港に行き、気になっていたA &Wというハンバーガー屋さんで昼食。
アメリカンチックで入ってみたが、どうやら人気店のよう。日本には沖縄にしかないお店らしい。

美味しかったし、沖縄っぽいランチではあったがどこか物足りない私達は、まさかの八重山そばをハシゴしてしまった。実は前日の昼食も八重山そばだったので2日連続だ。安いし美味いし、この石垣旅行で確実にナンバー1のお気に入りご飯で間違い無い。

3回目のバッテリー交換

お腹いっぱいになったところでさぁ出発!といきたいところだが、先程電池がギリギリになってしまったことを反省して、まだ20kmほどしか走ってないが港のゴーステーションでバッテリーを交換していくことに。

ここからは海沿いの道を走りながら観光地を巡っていく。まずは唐人墓

沖縄らしいカラフルなお墓だった。そばにあった東屋は宝くじのお金で最近建てられたものらしく、なんだか微妙な気持ちになった。

次は石垣御神崎灯台。最北端の灯台はそばまで行けなかったが、ここは灯台の下までいける。さらには断崖絶壁の岩にも登れるので、こういうのが得意な方はぜひ行ってみてください。私は怖くて無理でした。

そして最後にゴーステーションのある観光地っぽいところ。島の駅というのがあったが営業しておらず残念だった。行ったことがある方がいたらどんなものが売ってるのか教えてもらえたら嬉しいです。

4回目のバッテリー交換

ここで最後のバッテリー交換をして帰路についた。

本日の総走行距離はだいたい123km。1回電池切れギリギリになってしまったが、一周するのに4回のバッテリー交換でまわることができた。石垣島の外周がおおよそ120kmなので、島を一周したいと考えている人も同じくらいの走行距離になると思う。ガソリン車で走ることを考えたら4回も給油をすることはないだろうし、4回も充電が必要だなんて不便だと思うかもしれないが、電動スクーターの給油はバッテリーを抜いて新しいものを入れるだけなので、そこまで苦にならない。

ゴーステーションの設置場所も島の要所要所にあるので、観光のついでに寄ることができる。近くに行ったら交換するくらいの余裕を持って充電すれば特に面倒だと思うこともなかった。

電動バイクでのツーリングはなかなか貴重な体験でとても面白かったので、石垣島でレンタルバイクを検討している人はぜひGO SHAREの電動バイクでエコなツーリングを楽しんでみてほしい。