ヘルメット新調に続き、今度は足元の装備です。モトクロスなどオフロードコースを走るのにはもちろん、林道でもあった方がいいオフロードブーツ。私も購入してみました。この辺の装備はこれまでのバイク人生の中でも全く触って来なかった装備なのでどういったものなのかワクワクします。
ちなみに最初に言っておくと私はオフロードブーツに関してまったく知識がないため、「このブーツはこんなところが良い!」などといった情報を提供できません。むしろ素人が買ってどんなことを思ったかという部分を書いていきたいのでその辺りはご了承ください。
Alpinestars TECH7 ED DRYSTAR BOOTS
購入したのはアルパインスターズのテック7というブーツです。テック7の中にも様々な仕様があるようで私が選んだのはドライスターというもの。このドライスターとついている製品は防水エンデューロブーツとなっており、泥水を被っても雨が降っても基本的には染みこんでこないようです。
あまり水の想定はしていなかったのですが、もし長距離林道ツーリングなどに行った際、雨に降られ、ブーツの中まで水でびしゃびしゃなんてことがあれば、乾かすのも大変でしょう。一応そういったことも考慮してドライスターを選択しました。
オフロードブーツは他にも様々なメーカーが出しています。それぞれ良し悪しがあると思うのですが、私はアルパインスターを選択しました。その理由は「アルパインスターが好きだから!」
サーキットでもアルパインスターは目にしますが、FOXなどを目にすることはほぼありません。なのでアルパインスターの方が思い入れがあるのです。
それからこのテックシリーズは7以外にも10、5、3、番号なしなど様々なランクのブーツがラインナップされています。10が1番高級で、ハード仕様な訳ですが、私は7を選択しました。オフロード走行でよく聞くのが足の骨折などの怪我です。
「しっかりとしたブーツを装着していれば骨折は免れたと思う」
などといったエピソードをよく聞きます。ヘルメットと違いブーツはかなり酷使しても長い期間使い続けることが可能でしょうから、安全面に優れた製品を購入したいと考えていました。テック10はやりすぎだけど5よりは安全を感じたいかなと思い7にしました。
ちなみにヘルメットですが、サーキットでは1度でもヘルメットに強めな傷がついた場合、使用は不可とされます。ヘルメットはMFJ公認ともなると7、8万円もし、ちょっとした傷で何度も買い替えるとなると財布へのダメージも大きいです。ブーツは多少傷がつこうが壊れない限りは使い続けられますので、そこそこ高いブーツを購入してもそれほど高くないともいえます。
デザインと履いた感じ
初めてオフロードブーツを装着した私の感想は、
「これ、スキーブーツじゃん!」
といった感じ。足首はかなり固められるため自由度はかなり減りますし、重量もそれなりにあって感覚的にバイクに乗りにくそうだなという感じ。
バックルも4つついているためこの辺もスキーブーツを連想してしまいます。フィット感としては悪くなく、長時間履いても疲れることはないと思うけど操作はしにくいだろうと予想しました。実際に丸1日履いていた日があったのですが足のどこかが当たって痛いということは全くなく、終始快適に過ごすことができました。とはいえこの辺は個人の足の形にもよりますので合う人合わない人がいると思います。
こういったブーツの難しいところは試着した段階では特別違和感を感じなくても長時間使用すると痛く感じると言ったことがあること。激しく動くこともあるわけですから、ピッタリサイズがいいのでしょうが少し余裕も欲しいところ。悩みますね。
デザインとしてはかなりかっこいいと思います。基本的に私は黒と白で構成するのが好きで、持っているヘルメットはほぼ全て黒であり、サーキット用のレーシングスーツも白黒です。おそらくエンデューロ装備を揃えていくと白黒が増えていくと思いますのでこのブーツの色は合うだろうと思います。差し色の蛍光グリーンもアクセントになっていてかっこいいです。
造形とはしてはメカメカしいというか、ゴテゴテとしていてエンデューロブーツ!といった形が好きです。とはいえこの辺の形の話はどのメーカーも似たような構造になっているため、それほど大きな違いはないと思います。
実際にバイクに乗ってみる
さあ初めてエンデューロブーツを装着し、バイクに乗ってみることに。足首の自由さがないためぎこちなく乗り込みます。そしてクラッチを握り1速へ。発進していざ2速というところで衝撃な事実が!なんとシフトペダルの下につま先が入らないのです。普段なら足首の自由さを使って操作するわけですが、ガチガチに固められた足首では従来通りの操作が不可能なのです。
困った私は速攻引き返し何か対策がないか考えます。ネットで検索してみると
- シフトペダルの位置を調整する
- 膝ごと上げて操作する
- 最初はブーツが硬いからしょうがない
などなどの情報が出てきました。ブーツが柔らかくなれば操作可能などと書いてありましたが、テック7のガチガチ感は柔らかくなるような気が全くしません。ちなみに膝ごと上げて操作するも何も、シフトペダルの下につま先が入らないので上げようがありません。
とりあえず私がとった苦肉の策はシフトペダルの側面から横の力を与えて、摩擦力にて上げるという方法。一応これで操作は可能ですが、慣れが必要になりそうです。とりあえずはシフトペダルの位置を調整してみようと思います。さらにブーツも柔らかくなることを願ってちょこちょこ履いて慣らしていこうと思います。
これでオフロードコースを走る装備は大体揃った
ここまで様々な装備を購入しましたが、
- ヘルメット
- ゴーグル
- ブーツ
たちを購入することでオフロードコースを走る装備が揃ってきました。ちなみに
- 胴プロテクタ
- 肘ガード
- ニーシンガード
- グローブ
などはオフロード専用ではないものの、サーキットで使用しているものやツーリングで使用しているものを流用していこうと思います。サーキット仕様のプロテクタでは足りないと感じることがあれば買い増す形になりそうです。
オフロードはサーキットほど装備にうるさくないので装備の使い回しができるのは嬉しいですね。もちろん大きなオフロードレースなどではかなり厳しく装備を見られるのでしょうが草レース程度ではそこまで言われません。
とはいえ、プロテクタ関連は自分の身を守る非常に重要な装備たちです。ここをケチって大怪我したのでは意味ありませんので重要な部位のプロテクタは良いものを選んで良いかと思います。
最後に
ということでアルパインスターズ テック7 ドライスターを購入した話でした。正直オフロードブーツがこんなにも足首をホールドするものだとは知らず、私にとっては新しい世界でした。このブーツを長く使っていればわかることも増えてくるかもしれませんのでそういった新たな閃きがあれば記事にしてみたいと思います。