M1000RRで初めてフロントリフトした

先日初めてM1000RRでツインリンクもてぎを走行しました。これまでM1000RRで走った一番大きいサーキットは袖ヶ浦レースウェイで、袖ヶ浦くらいのサーキットではなかなか全開にできなかったのですが、さすがはツインリンクもてぎ。直線も長くM1000RRのパワーを存分に使うことができます。そんな中、初めてフロントリフトが起こりました。




初めてのフロントリフト

実は私はこれまでウィリーということをしたことがありません。基本的にバイクを倒したくないという思いが強く(倒したいと思う人は少ないと思いますが・・・)自分のバイクではウィリーをしようと思ったことはありませんでした。なのでそもそもフロントが浮くという感覚を持ち合わせていないのですが、先日ツインリンクもてぎを走行した際初めてフロントが浮き上がったわけです。

V字コーナーを抜けて、右のヘアピン後、90度コーナーまでのストレートがツインリングもてぎの一番のストレートになります。ここでしっかりとアクセルを開けていった結果フロントが浮きました。浮いたと言っても1センチくらいだった思います。初めてフロントが持ち上がった感想としては、びっくり!といった感じですぐにアクセルを緩めてしまいました。1センチ程度のフロントリフトとはいえ、フロントの設置感がゼロになるわけですから初めてその感覚を味わうと少しドキッとします。

その後周回を重ねるごとに何度かフロントが浮き、何となくなれてきたというところでその日のサーキット終了です。




フロントリフトは良いことではない

フロントリフトすることに喜びを感じているように書きましたが、実際にはフロントリフトはバイクレースにおいてはマイナスに働く要素です。速い人たちはフロントリフトさせたくて走っているわけではなく、フロントリフトしてしまうといった感じですね。なので私の場合ちょっと目的がずれているといえます。

フロントリフトが起こらないようにフロントウィングが装着されたり、走行ラインを変えて走っているのが上級ライダーたちです。しかし私のような初心者にとってはフロントが浮くということはある程度アクセルを開けられているということにもなります。それは一つの成長ともいえ、今後走りを詰めていった先にこのフロントリフトがどう働くのかはわかりませんが、私にとっては大きな一歩なのです。




最後に

サーキットを走っていると今まで公道では味わうことができなかったさまざまな現象が起こりますし、気がつくこともたくさんあります。サーキットの技術を公道にフィードバックすることは少ないかもしれませんが、バイクを扱うという意味では間違いなく成長できているでしょう。またフロントリフトは大排気量、大パワーのバイクでしか起こらない現象です。M1000RRでそれを体感することができてよかったです。次はツインリンクもてぎを中型バイクで走る予定ないのですが、この時フロントが浮くことはないでしょう。M1000RRでこれから何回大きなサーキットを走るかわかりませんが、走れる時にさまざまな経験を積んでおきたいものです。