M1000RR 慣らし運転中にレブリミットまで回してしまった

今回はM1000RRの話題。久々にM1000RRを走らせ、高速道路に乗る際に思いっきりエンジンを回してました。ところが現在慣らし運転中。本来は回転数を意図的に制限していかなければいけない時期にまさかのレブリミットまで回してしまったのです。さてどうなるM1000RR!?




現在慣らし運転中

我が家のM1000RRは6月に納車し、現在は3月。ということで9ヶ月経っているのですが、走行距離はまだ800kmといったところ。初回点検は1,000kmが目安なのでそろそろディーラーに持って行ってもいいのですが、まだ点検は未実施なのです。全然走らせていないということになるのですが、この辺はあえて走行距離が無闇に増えないようにしているため予定通りといえば予定通りです。(過去記事参照)

M1000RRの慣らし運転

多くのバイクは1,000kmまでは◯◯回転までエンジンを回さないでください。という注意があります。また、CB400SBの時は

「今時慣らし運転なんて必要ないです。普通に気持ちよく走って問題ないですよ」

なんてディーラーで言われました。私は一応レッドゾーンまで回すことはありませんでしたが、VTECが作動する6,000回転までは使っていたと思います。

M1000RRはちょっと違って、距離に応じて細かく限界回転数が決められています。

  • 0km〜300kmまで → 7,000回転まで
  • 500km〜1,000kmまで → 9,000回転まで
  • 1,000km以降 → 15,100回転まで

と、3段階になっています。S1000RRでも同様かもしれませんが、私はS1000RRを新車で購入しなかったのでこの辺はわかりません。少々面倒な制限ではありますが、M1000RRはあまりにもパワーがあるのでよほど「エンジンを回そう!」と意気込まない限りその時の限界回転数に到達することはありません。

またBMWmotorradの車体は初回点検時にオイル交換を実施するのですが、慣らし運転中に使用しているオイルより硬いオイルに交換されます。これにより高回転に耐えられるようになるわけですね。

レブリミットに当ててしまった

一般的なバイクは慣らし運転中の限界回転数が決められているといっても自分自身で回転数を上げないように注意して走ります。セルフレブリミッターですね。逆にいえば、慣らし運転中でも回そうと思えばレッドゾーンまで回るということです。

M1000RRのレブリミットは15,100rpm。なんとここまで回ってしまった・・・ということにはなりませんでした。電子的にちゃんと9,000rpmでレブリミットが入り、高回転防止機能が働いたということになります。

私はその際、急に回転が上がらなくなり「なんで?」という気持ちでしばらく悩んで走っていました。「故障かな?」とかいろいろ考えていたわけですが、現在も慣らし運転中であったということを完全に忘れてしまっていたのです。慣らし運転用のレブリミットが設定されていなかったら間違いなく15,000rpm付近まで回してしまっていたと思います。一発で壊れるということは流石にないと思いますが、高回転まで回る精密なエンジンです。ちゃんと気をつけないといけませんね。

最近の高性能バイクはこういった本来のレブリミットではない回転数でレブリミットを設けていることがあります。車などでも空ぶかしできないようになっていたりするのは有名ですよね。




最後に

ということで鳴らし運転用のレブリミットに助けられたというお話でした。RnineTの慣らし運転が終わっており、ブンブン回すようになってからM1000RRが未だ慣らし運転中であることなど完全に忘れていました。国産車などはそのクオリティの高さからなのか、耐久力の違いなのか気にしなくていいということを言われることがあるようですがやっぱり1,000kmまでいろいろ封印するというのも新車の楽しみです。

みなさんも慣らし運転中のうっかりレブリミットにはご注意ください。