RnineTカスタム計画の一環で、とうとうシートの交換を依頼しました。シート自体は特別不満があった部分ではなかったのですが、車体に対して占有面積がそこそこ大きく、変更するとガラッと印象が変わる部分だと思います。シートは様々な社外メーカーから発売されていますが、今回はK &Hを選択。このメーカーはいくつかの外車シートを手掛けており、カスタムカラーなども行えます。価格は税込60,500円〜
カラーを選択
RnineTの純正シートは黒です。ピタッとしたスリムな作りになっており、これはこれでRnineTの雰囲気を壊すことなくマッチしていると思います。私の車体はアルミニウムというオプションカラーで基本はシルバー色で構成されており、ボディはシルバー、パーツは黒といった組み合わせなのでシートが黒というのは別におかしな組み合わせではありませんでした。
しかし、「無改造」という印象が強く、RnineT=カスタム と言われる車種なのでいつかはカスタムをしたいと考えていたわけです。そして当然色は変更しようと思っていたのでカタログから選ぶことに。選択できる部分は
- 本体の色
- タックの有無
- 形状
- 2トーンカラーの有無
- ステッチの色
- スタッツの有無
- メーカー刻印の種類(RnineTは選択肢なし)
- シートの高さ
- シートスポンジの硬さ
- ハンプカバーを張り替えるか
- リアシートも製作するか
などが選択可能です。もちろん有料です。スポンジの硬さは選択できますが、基本的にその人の体重である程度決まっており、その範囲に適したスポンジ硬さを選ぶことになりそうです。シート高さは女性など、足付き性をよくしたい場合、ローシートというものも製作可能なようです。
店頭には100mm角くらいの生地本体も置いてあり、質感もしっかりと確認することができました。
また、RnineTだけではなくGSなどのシートも展示されており、それを試乗車に取り付けてくれたりもします。もちろんディスプレイ用の王道シートしかないので、こだわったカラーのシートを試すことはできませんが、それでも雰囲気などは味わうことができました。
しかし様々な種類があるということと、車体がシルバー色であることから基本的に似合わない色がないということで、物凄い時間悩むことになりました。悩んだ部分としては、
- 王道の茶色 濃さはどうしよう?
- やっぱり赤系もいい ダークレッドも合いそう
- 濃いブルーが最近の私の流行り・・・
- 2トーンにするべき?差し色は何色?
- ステッチの色変える?
などなど結果2時間くらい悩んだと思います。悩んだ末、シートを注文。私が選んだシートは・・・納品された時の記事にてご紹介したいと思います。
納期がめちゃかかる
無事注文はしたのですが、問題は納期。この時の需要が非常に高かったのか、元々生産スピードが遅めなのかはわかりませんが、発注して納品まで5ヶ月〜6ヶ月とのこと。私は2月に注文したので7月頃に納品できますとのことでした。こりゃまた長い・・・。とはいえシートを6ヶ月間預けるわけではないので従来通りバイクには乗れます。気長に待つことにしましょう。完成したシートの紹介は半年後ということになりそうです。
シートは完全別物
シートの改造でよくあるのは張り替え。純正のシートの表面を一度剥がして張り替えるというもの。アンコ抜きなども純正シートを削って製作することが多々あります。しかしK &Hさんではシートは別物として納品してもらえます。ということで家にはシートが純正と合わせて2脚ということになります。シートを預けて施工するわけではないので納品を待っている間でもバイクに乗ることができます。
ただ、ハンプカバーだけは別。ハンプカバーをつけている方はご存知だと思いますが、小さな背もたれにも少しだけシート要素があります。
こだわる場合はこちらも変更するのですが、こちらに関しては本体をメーカーに送って張り替えてもらうという手法になります。ハンプカバーを持っている人は純正タンデムシートも持っていると思いますのでその間バイクに乗る場合は、リアシートをつける必要があります。
気になった部分
まずシート高が選べると書きましたが、選べるのはノーマルシートかローシートのみ。ハイシートの設定はありません。私にはRnineTのノーマルシートは少し低く、もう少し高くしたいと考えていたので、ハイシートの選択肢がなかったのは残念でした。
それからハンプカバーに関して。上記では「張り替える」と書きましたが、これ自体は特別問題ありません。しかし張り替えるということは元に戻せないということになります。もちろんシートを購入した後、気分に合わせて純正に付け替えるということはないと思いますが、問題は売却する時。
カスタムシートを購入しても、純正シートは手元に残っているので、付け替えれば良いと思いますが、ハンプカバーのシートを張り替えている場合、純正とマッチしない可能性が出てきます。もちろん製作したシートをつけた状態で売ってしまえばいいのですが、個人的に純正状態に戻せないというのが少しひっ掛かりました。
人によってはオプションパーツ類は個別で売りたいという人もいると思いますのでそういった方はハンプカバーを改造するのは検討が必要かと思います。もしくはハンプカバーを純正のままで合うようなシートの作るかという感じですね。
最後に
このシート選びは本当に時間がかかりました。K &Hさんではオンラインショップもあり、そこから注文することも可能です。オンラインショップであればここまで悩まなかったと思います。実際に生地に触れて取り付けてみて様々な完成品を見てとやっていると何が正しいのかわからなくなりました。でもおそらくは満足いく選択ができたと思います。納品が楽しみです。
K &Hさんの製品を直接見て触るなどといった機会はそうそうないと思いますのでもし展示会や試乗会などがあるようでしたらぜひ参加してみてください。