M1000RR本当のラストラン 思い出振り返り

いよいよM1000RRを売却する時が来まして、ディーラーまで自走で向かいます。過去に富士スピードウェイにてM1000RRのラストランは完了しているのですが、今回はディーラーまで向かいながらの思い出振り返りです。




サーキットのきっかけであるM1000RR

初めてのサーキットをM1000RRで走ってみた

私が本格的にサーキットにハマったのはここ1年のこと。購入して早々にディーラーから、

「M1000RRでサーキット走ってみませんか!?」

と誘いをいただきました。スポーツ走行は全くの素人ですし、サーキットの勝手もまったくわかりません。知り合いといえばディーラーの営業マンしかいない状態だったので、相当心細かったのを覚えています。

それでも走ってみようと思えたのはM1000RRを走らせてみたかったからです。購入当時、一般公道でちょこちょこ走ってはいましたが全くパワーを使うことができないことから物足りなさを感じていたのです。

走ったサーキットは袖ヶ浦で、体験走行でした。体験走行なので追い抜きなどはなしなのですが、それでも150km/h以上出すことができて、満足度は結構高かったのと同時に、今度は自由に走ってみたいという気持ちが芽生えます。

ライセンスをゲット

引き続きサーキットを走りたいと思っていた私にディーラーの営業マンから

「レーシングチームに参加しましょう!」

と、お誘いを受けます。私としてはこんなチャンスはそうそうないと思い快諾!しかし、体一つでサーキットを走ることは不可能で、ライセンスが必要になります。

活動拠点はモビリティリゾートもてぎなのでもてぎのライセンスを取得するのですがその際、自前の車両が必要となります。この時私と共にライセンスを取りに行ったのがM1000RRです。

この時初めてM1000RRでフルサイズのサーキットを走ることになりました。ライセンスの試験自体はそれほど難しいものではありませんが、溢れるパワーに恐怖しっぱなしです。無事にライセンスを取得してサーキット活動の準備はOKです。

MFJライセンスを取得しました!




レーシングチームに参加

NEO STANDARDレースに参加してみた

ライセンスを取得し、いよいよレーシングチームに合流です。このチームはストイックに練習して上位を目指すというよりは、自分の力量を理解しながら楽しく速くなろうと言った感じのチーム。私にとっては本当にピッタリなチームでした。

レース活動は勿論ですが、普通のツーリングであったり、食事に出かけたり、レース以外の楽しみも得ることができました。過去の自分から見て、まさかどこかのチームでサーキットを走っているなど想像することもできなかったと思います。人生何がきっかけで環境が変わるかわからないものです。




次第に乗らなくなるM1000RR

サーキット活動に力を入れていると次第にM1000RRに乗らなくなってきます。サーキットでは250ccクラスのバイクを使用しますし、一般公道では乗りにくいため乗りません。もともとM1000RRはガレージにて飾ると言う意味合いもあったため、想定してた用途ではあったのですが、予想外だったのは、私自身がやっぱりバイクは乗ってなんぼという気持ちを持ったことでしょう。

ならないと言うのなら売却してしまい、浮いた資金とガレージのスペースで、別のバイクを購入すると言うことに至ったわけです。そして、ただ売るのは勿体無いので富士スピードウェイという最高のラストランの舞台を用意して無事思い出作り完了です。この時は本当に転ばなくてよかったと思いましたね。




最後に走ってみて

ラストランという位置付けとしては富士スピードウェイだったわけですが、真のラストランはディーラーまでの自走です。主に高速道路を使用するのでコーナーを攻めるといった使い方はしませんでしたが、M1000RRで走る高速道路はなかなか刺激的でした。

6速からでもアクセルをガバッと開ければ猛烈に加速しますし、ギアを落とせばもっと速く加速します。このひとつ前の記事に4気筒は面白くないといった内容を書きましたが、M1000RRの高速走行は刺激的でした。少し寂しくなるなという気持ちを残しながらラストランも完了です。




最後に

と言うことでM1000RR真のラストランでした。M1000RRを所持して色んなことを感じましたし、本格的なサーキット活動であったりコミュニティであったりと与えてくれたものもありました。BMW motorradとの付き合いはM1000RRを買う1年以上前からありますが、明らかに生活が変わったのはM1000RRを所持してからだったと思います。次のオーナーのもとでも元気に走ってもらって、その人にとっても沢山の何かを与えてほしいですね。M1000RR、またいつか会いましょう。

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