20系アルファードトランポをアップデートした

さて我が家の運送屋、20系アルファードですが、現在でもトランポとして重宝しています。しかし、元々アルファードはトランポとして作られた車ではないため、様々な制約がありそれを解消して使っていく必要があります。これまでの仕様では若干使いにくいことがあったのでアップデートをしてみました。




これまでのトランポ

アルファードをトランポ化するにはまず間違いなくシートの取り外しが必須になります。3列目に関しては跳ね上げることができるため撤去する必要はそこまでありませんが、2列目シートを外すのは必須です。ミニバイクなら無理やり押し込めるかもしれませんが通常のバイクは2,000mm以上あり、2列目シートを装着した状態の荷室広さは1,750mm前後と広さが足りません。

これまでの私のトランポは運転席後側の2列目と3列目のシートの2脚を外し、運転席の後ろにバイクを乗せるという方法でトランポとして活用してきました。しかし、バイクを積み込むところから、固定するまで偏った位置にバイクを乗せるのは少し使いにくく、もう少し使い勝手が良くならないと考えていたわけです。

さらに、一応残った椅子で人を座らせることは可能なのですが、左側縦1列に座るような形になりちょっと異様な光景にもなります。そして定員は4名。運転席と助手席しかほとんど使わないとはいえこの辺もなんとかしないといけません。

アップデート完了

今回私が行ったアップデートは、

  • 左右の2列目シートを撤去する
  • 3列シートはどちらも残す

といったもの。これによって、荷室の真ん中にバイクを積み込めるというメリットと、左右の3列シートを展開する事で並んで着座できるというメリットが生まれます。しかも定員は5名に増えるわけです。

2列目のキャプテンシートがなくなってしまうのは快適性を失わせてしまうのですが、着座位置が縦一列から横一列になるので一般的な車のように使えますし、アルファードは元々3列目シートもそこそこ快適です。そしてトランポの機能も固定されていた左席がなくなることで最大限の容量となります。これは大きなメリットになるだろうと判断しました。




実際に使ってみて

写真を撮り忘れてしまいましたが、実際にこの状態にしてM1000RRを運びサーキット走行をしに行きました。積み込む際、左右に跳ね上げた座席のおかげで間口が狭くなってしまってはいますがなんとかバイクの横に立ちながら積み込むスペースがあります。

最奥まで移動できればあとは左側のスライドドアから外に出ることが可能ですし、左椅子がなくなったおかげでさまざまな道具を積み込むことができるようになりました。

左椅子がなくなったことで固定も前よりもやりやすくなり、私にとっては大成功といえたっと思います。

さらにメリットが

そして荷室が大容量になったことでさらにメリットが生まれます。そうそれは車中泊です。私はアルファードで何度か車中泊をしたことがありますが、2列目シートがついた状態で荷室に寝るのは不可能でした。ということで、ディーラーのカタログなどにも記載のある方法でシート自体をフラットしてそこに寝るようにしていたわけです。

シートをフラットにするといっても完全なフラットになるのには程遠く、シートの起伏があるためこの起伏をいかにフラット状態にできるかという部分がテーマでした。

その後、過去の仕様のトランポに改造してしまったため、右1列は何もなくても左側に椅子が残っているため車中泊自体が不可能になってしまっていたのです。しかし、2列目のシートが全てなくなったおかげで完全なフラットを作るのは容易になり、再び車中泊が可能になったわけです。

おまけに、シートの上で過ごさなくなったので天井面までの高さにかなり余裕ができ、快適度もかなりアップしました。これで大量の荷物を積むもよし、バイクを積むもよし、車中泊するもよし、人を乗せるもよしという万能トランポになったのです。




最後に

ということでトランポアップデートに関する話でした。ここまでやるならハイエースを購入するのもありかななんて思ってもいたのですが、せっかく今あるものがあるのでそれを有効活用しようと考えた結果となり、現状は非常に満足しています。アルファードをトランポ化しようとする人は少ないと思いますが、あまり人を乗せない方でトランポに悩んでるようであれば自己責任にはなりますが検討してみてはいかがでしょうか。

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