初めてのマスツーリングを経験 マスツーテクに感動

私はバイクに乗り出してから10年以上経っていますが、これまでの最高ツーリング台数は3台です。ほとんどが2台でそれ以上のツーリングはやったことがありませんでした。今回はツーリンググループに誘っていただき初めての大人数ツーリングを体験してきたのでその時のお話。




9台ツーリング!

今回お声かけいただいたツーリングはみんなで伊豆へ行こうというもの。伊豆といえば伊豆スカイライン。非常に気持ち良く走れる道路です。集まった台数は全部で9台!予定では13台だったのですが雨が降ったり、急用があったりなどでキャンセルされる方がおりました。それでも9台ということで私にとっては初めてのマスツーリングです。

今回集まったのは

  • BMWmotorrad
  • Moto guzzi
  • Kawasaki
  • HONDA

の4車種です。私はツーリング担当RnineTにて出動!マルイチも参加し当然CB400SBで参加です。こういったオフで会うというのは初めてで、なんだか芸能人の私服姿を見ているような感覚です笑 みんな思い思いの車両で乗りつけいざスタートです。




道を間違えたりはぐれたり

大人数にもなると隊列を組み続けるというのは非常に難しくなります。私も以前にmotorrad DAYSというイベントでパレードランを経験しましたが当然最初から最後まで隊列を組み続けることは難しく、分断されていました。(パレードランは台数が多すぎるというのもありましたが)

信号に引っ掛かれば分断されますし、ペースが合わなくても分断されます。この時のツーリングでも途中分断されたグループが、先頭グループが停車しているの気が付かず素通りしてしまったり、先頭を走っている人が道を間違え、後ろがついてこず、分断されたり色々ありました。

しかしこういったうまくいきそうで行かない当たりもマスツーリングの醍醐味なんだなと新鮮な気持ちで運転します。みんな通信しているわけではないので常に阿吽の呼吸。9台の阿吽の呼吸は少々無理があったようです。

マスツーリングのテクニック

今回のツーリングで感心したのは高速道路の走行。一般道で分断されないように走るのは運が必要ですが、高速道路であれば比較的簡単に隊列を維持することが可能です。とはいえ9台ともなると隊列はかなりの長さになり、追い越そうにも一度に全台数が追い越し車線に出るにはタイミングが重要です。しかし隊列を崩さずめちゃくちゃスムースに追い越して車線や走行車線に車線変更しているのです。

私はこの日ちょうど真ん中あたりを走っていたのですが、よく見ると追越車線に出るのは1番後ろの人から。そのあと先頭が車線に出るという形で車線変更をしています。先頭を走る人は後ろがどういった状況なのか把握しきれないわけですから、後ろの人が追い越し車線に十分な空間があると判断したら車線変更し、それを確認したら先頭が車線変更。その後真ん中を走る人たちは一斉に車線変更します。

走行車線にも取る時も同様に後ろが先行して車線変更します。これはその長くなった隊列が全員走行車線に収まれるかという判断をしているわけですね。

ですので、普通のツーリングでも先頭は色々考えることが多いですが、台数が多くなればなるほど最後尾も考えることが多くなりそうです。これまで少人数でしかツーリングをしてこなかった私にとってこのテクニックは感動でした。慣れている方は当たり前かと思いますし、むしろそんなことを考えずに好きなように走れみたいなことを思う方もいると思いますが、不慣れなライダーがいる環境ではすごく配慮がされていて気持ちのいいテクニックでした。




ペースが合わない問題

良くマスツーリングのテーマとなるのがそれぞれのペースが合わないという話。速く走りたい人はスピードを出しますし、そんなに速く走れないという人もいます。慣れている人が普通に走るペースが初心者などにとってハイペースとなってしまい、疲労してしまったり、最悪は曲がれずに事故につながるといったことがあります。

特に今回は平日の伊豆スカイラインということもあり、ほとんど車は走っておりません。伊豆スカイラインを知らない方に簡単に説明すると、「観光地にある有料の峠道」といった感じです。有料ですので基本的に車の量は少ないですし、平日なので観光客の車両も少なくガラガラです。

こんなにガラガラで気持ちのいい峠道だと自然とスピードが上がっていきかなりのハイペースで走り始めます。しかし必ず誰かが殿を務めてくれ、ゆっくり走りたい人はゆっくり走りましょうという感じでカバーしてくれます。これが全員先行してしまい、置いてけぼりをくらうことになるとその方は不安になるでしょう。速く走るのもいいですがみんなのことを気に留めるというのも非常に大切なことです。

バイクをみんなで交換

自分のバイクが1番かっこいいんだということはみんなが思っている反面、やっぱり他人のバイクも気になります。しかもここはガラガラの伊豆スカイライン。バイクの性能を感じるには最適な場所です。もちろんバイクを交換するということは賛否あると思いますし、他人に乗られたくないという人もいると思いますので一概に良いこととは言い切れませんが、今回私たちはお互いに交換したいと申告したもの同士で車両の交換をし、それぞれの車両を楽しみました。私が乗った車両は

  • Moto Guzzi
  • Kawasaki Ninja SX
  • BMWmotorrad R1250GSアドベンチャー

の3台です。代わりに私のRnineTを運転してもらい様々なバイクを体験させてもらいました。他のバイクに乗ることによって、特性の違いを大いに感じることができ、一層RnineTの魅力を感じたり、RnineTの性能を知ることができました。

とはいえ車体の交換はトラブルの原因になる可能性を大いに秘めています。転倒もそうですし事故に巻き込まれる可能性もあります。なので推奨はしませんし、交換するにしても気心知れた友人にとどめておくことをお勧めします。




休憩長い問題

それから休憩長い問題。これも結構言われており、そのキーになるのがタバコ。タバコを吸う人が集まると自然と喫煙所に長い時間行くようになってしまい、非喫煙者は非常に嫌な思いをすることでしょう。普段タバコを吸う人でも状況を見ながら吸わない人のことを配慮することが大切ですね。私たちのグループは喫煙者が少ないのでそういった問題はありませんでしたが、とにかく休憩時の談笑が長い笑

これはいい意味で言っており、バイク談義がつきません。バイクは走ると孤独なので通信しない限りは全く喋ることはありません。それが休憩時になると溜まった喋りたい欲が出てくるのでしょう。ツーリングそっちのけでずっと喋っていたりします。私にとっても非常に楽しい時間でした。ついつい喋り過ぎてしまい、帰りはかなり遅くなるという。




最後に

そんなこんなで初めてのマスツーリングは楽しい思い出となりました。普段はマルイチと2台でツーリングすることが多く、常に通信しながら会話をしているのであまり休憩所で話すことはありませんでした。久しぶりにこういった会話なしでツーリングをすると休憩時間も楽しいなと思えます。今度から通信禁止にしようかなと思うほどです。

さらに普段は常に私が先頭を走ってきたのですが今回は誰かについて行くというポジション。これが本当に気楽で道のことを考えなくてもいいし何にも考えずにただついていけばいいというのは本当に快適でした。先頭と、最後尾を走ってくれた方には本当に感謝です。

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