我が家にM1000RRが来て1年半ほど経ちましたが、色々考えた末、売却しようかなと決めました。現状はまだ所持しているのですが、近いうちに手放す予定です。現在はラストランも終え、少しだけ心残りはあるものの基本的には満足した状態です。ラストランの記事は別で挙げようと思っていますが、今回は売却するに至った経緯を話していきたいと思います。
バイクは乗ってなんぼ
まずM1000RR自体に興味がなくなったのかというとそんなことは全くありません。むしろ今でもかっこいい存在だと思っていますし、ガレージでも素晴らしい存在感を放っています。元々私は「飾る」という意味合いを持たせてM1000RRを購入したわけですが、1年半ほど所持してみて色々わかってきたことがあります。
それはやはりバイクは乗ってなんぼということ。
ただM1000RRの場合、乗るといってもどこで乗るの?と考えてしまいます。公道で乗るにはフラストレーションが溜まる上に、疲れ方も半端ないのでツーリングという用途では全く使いません。そうなるとサーキットということになるわけですが、M1000RRを楽しく走らせられるサーキットは限られてきます。そうなると使うところがないのです。
以前であれば飾るだけでも満足していたのですが、もっと走らせたいと思うようになり、そう考えてくると今度は走らせる場所がなくなりと私の使い方では中途半端な存在となってしまっているのです。
新型が発売される
次に挙げられる売却の理由は新型M1000RRが発売されるということ。私がM1000RRを購入した時は限定的なモデルで発売されのか、通常ラインナップで発売されたのか分からない状態でした。限定販売の場合、シリアル番号などが刻印されることが多いですが、それがM1000RRにはなかったため、通常ラインナップに仲間入りなのかなと思っていましたが予想通りでした。
新型が出るということはより高性能なバイクになっていくということです。それが2世代、3世代と進化をしていきます。DUCATIなども常に最新のスーパーバイクが発売されていますが、どんどん過去のものとなり、価格は下落します。今でも高い値段を維持できているのはやはり限定で販売されたディスモセディチRRなどであり、次はスーパーレッジェーラなどがそれに当たるでしょう。やはり通常ラインナップの高性能機体はどうしても価格が落ち込むことになると思います。(もちろんそうはならない可能性もありますが)
現在私が所持しているM1000RRの最大の強みというのは「Mを冠したバイクの初代である」ということ。しかし、通常ラインナップである以上次々に現れる高性能機体に対して、「バイク初のM」という部分だけでアドバンテージを持てるとも思いません。
私はブログの中で価値という部分を重視した発言をしてきていますが、その考え方は現在でも変わっておらず、価値は重要だと思っています。もちろん無尽蔵にお金があり、高級スーパーバイクを何台も購入できるようならこんなことを考える必要もありませんが、私にとって有限であるお金はうまく使えることに越したことはありません。
私の判断としては、M1000RRはいつ売ってもそれなりの金額になると思うが、時間経過とともに価値が落ち込むと予想したため、新型が発売される前に売ってしまおう
ということになります。もしM1000RRが限定的なバイクであれば所持し続けるという選択は十分あったのですが、これも一つの結果と捉えており、次のことを考えようと思っています。
売ればまた次のバイクが導入される
M1000RRは新車価格で428万円と高額なわけですが、売った後はさまざまな選択肢が生まれます。
- とりあえず金を貯める
- 現在所有しているバイクを改造する資金に充てる
- 新しいバイクを購入する
などなど夢は広がります。特にバイクを新しく購入するということを考えていて、単純計算で100万円のバイクが4台買えるという計算になります。もちろんそんなことはしませんが、現在の価値観に合わせてバイクをチョイスするということは非常に楽しみでもあります。実は既に目星を付けていたりもしていますが、それは今後の記事にしていきたいと思います。
ラストラン
さて、いざ売ろうと決めるとどうしても最後に気持ちよく走らせてあげたいと思います。侍が死に場所を見つけると同じです。M1000RRがM1000RRらしく最後を飾るにふさわしいラストランの機会を設ける必要があります。この記事を書いている時点でラストランは終了しているのですが、次の記事で書いていきたいと思います。
冒頭でも書きましたが、心残りがありながらも十分満足できたということで現在の決断で悔いはないという感じです。まだ完全に売却するまで転倒しないかはわかりませんが、ラストランを終えた段階で転倒もないので価値は最上の状態を維持できています。
最後に
ということでM1000RRを売却するという決意でした。このブログはM1000RRを購入したと同時に開始されたものでしたが、そのきっかけがなくなってしまうのは少し寂しいです。M1000RRの購入時から長くは所持しないだろうとも思って購入したわけですが、買ってみてわかる自分のこともたくさんあると知りました。なのでなんでも試してみるというのは非常に大切ですね。