先日長野県にあるビーナスラインを走ってみました。このビーナスラインという道は非常に景観が素晴らしく、私の大好きな道の一つのです。3月になり、だいぶ暖かい日も増えてきたので、あの美しきビーナスラインを走ってみようと向かってみるとまさかの雪に阻まれておりました。
3月のビーナスライン
平地ではほとんど雪がなくなり、もうどんな道でも走れると思いがちですが、標高の高い露所ではまだまだ雪があります。私も「もう雪は無くなった!」と思ってしまい、意気揚々とRnineTとCB400SBでビーナスラインに向かいます。標高が上がるにつれて段々と気温が低くなり、道路の脇には雪が見えてきました。これはやばいかと思いながらも行けるところまで行ってみることに。
ビーナスラインの道中にある霧の駅は完全に封鎖しており、雪の深さは1mを軽く超えています。正直完全に舐めていました。
ビーナスラインは冬季通行止め
最初から下調べをしてから向かえばよかったのですが、ビーナスラインは冬季通行止め区間があり、雪が降り始めてから4月の下旬まで通行することができません。もちろん走れる区間もあるのですが、3月は雪が深く、天候が悪ければまだまだ雪が降ってしまう気温です。
この日はもちろん雪は降らず、路面も乾いていたので、雪と雪の間をバイクで走るといったちょっと珍しいシーンを走行することができました。とはいえ当たり前ですが、バイクとは1台もすれ違うことはなく、雪に強そうな車とすれ違うくらい。完全に場違いといった感じでした。
雪崩でさらに通行止め
ビーナスラインは霧の駅から北に進むと冬季通行止めとなっており、東西に走る道は冬季でも通れます。しかし2022年はその東西の道で雪崩が起きており、さらに通行止め区間が増えていました。
一応行けるところまで行って引き返します。雪崩が起きている箇所が少し見えるかなと思いましたが、残念ながらそこまでは見えませんでした。
冬のビーナスラインも素晴らしい
この日は少し曇り空でしたが、一面真っ白なビーナスラインは夏とガラッと変わってこれはこれで美しいと思わせてくれます。バイクは全くいませんでしたが、車は何台か走っており、丘を登ってスノーハイクを楽しんでいたり、天然の雪でスキーを楽しんでいたりと、ウィンタースポーツをされていました。とはいえ人は全然いませんので知る人ぞ知る遊び場といった感じで、そんな1面をみれたのもよかったです。
最後に
3月にバイクでビーナスラインは場違いではありましたが、それでもあの雰囲気をバイクで走れたのよかったです。ビーナスラインといえばやはり雪が溶けたあとですので、今年も必ず行こうと思います。交通量も多いので決して速く走るという道ではないのですが、あの気持ちい空気の中、穏やかに走るというのが最高に気持ちい道なのです。
まだ走ったことがない方は是非夏のビーナスラインを走ってみてください。