M1000RRを購入しようとした際、選択することができる、Mモータースポーツと、Mコンペティションパッケージ。過去の記事で、Mコンペティションパッケージの方が、カーボンパーツや、プロテクタ関連のパーツがふんだんに使われているという話をしたが、今回はこのコンペティションパッケージの内容について深掘りしていきたいと思う。
Mコンペティションパッケージに含まれているもの
Mコンペティションパッケージには以下が含まれている。Mカーボンとつく6種のパーツが、Mカーボンパッケージという名前でひとまとめにされており、Mエンジンプロテクター〜MライダーフットレストアッセンブリーまでがMビレットパックの内容だ。
また星マークが付いているパーツは、Mコンペティションパッケージに含まれるパーツとなっており、記号がついていないパーツはMモータースポーツと共通のものとなる。
金額に関しては、S1000RRのシュミレーション時、選択可能なもので、価格がわかっているもののみ記入しており、価格には工賃と消費税が含まれる。MエンデュラスチェーンだけM1000RR Mモータースポーツのシミュレーションだと価格が52,866円となっていたが、ここではS1000RRの金額で考える。
- アルマイト加工済みスイングアーム ⭐︎ (選択不可)
- Mエンデュラスチェーン ⭐︎ (49,566円)
- M GPSラップトリガーインターフェイス (選択不可)
- パッセンジャーキット ⭐︎ (選択不可。S1000RR標準)
- リアセクションカバー ⭐︎ (28,072円)
- Mカーボンフロントフェンダー ⭐︎ (71,610円)
- Mカーボンリアフェンダー ⭐︎ (125,246円チェーンガード含む)
- Mカーボンチェーンガード ⭐︎ (同上)
- Mカーボンサイドフェアリング ⭐︎ (146,608円)
- Mカーボンタンクカバー ⭐︎ (208,780円)
- Mカーボンスプロケットカバー ⭐︎ (60,852円)
- Mエンジンプロテクター(左) ⭐︎ (44,110円左右合わせて)
- Mエンジンプロテクター(右) ⭐︎ (同上)
- Mクラッチレバー ⭐︎ (36,190円)
- Mブレーキレバー ⭐︎ (36,190円)
- Mブレーキレバープロテクター ⭐︎ (28,710円)
- Mライダーフットレストアッセンブリー ⭐︎ (135,080円)
- Mシャシーキット (選択不可)
- Mウィングレット (選択不可)
- Mブレーキキャリパー (75,020円リアのみ?)
- Mバッテリー (36,740円)
- カーボンホイール (808,038円)
- チタンエキゾーストシステム (選択不可)
- ギアシフトアシスタントプロ (S1000RR共通)
- グリップヒーター (S1000RR共通)
- クルーズコントロール (S1000RR共通)
- USBチャージングインターフェイス (オプション項目には無し)
- ETC2.0 (S1000RR共通)
- 3年保証 (S1000RR共通)
とこのようになっている。
Mモータースポーツとの違い
Mモータースポーツとの違いは上記のリストの中で⭐︎マークがついているものが含まれていない。Mコンペティションパッケージと、Mモータースポーツの価格差は497,000円となっており、約50万円だ。上記リストの⭐︎マークがついているパーツ金額を全て足していくらになるのかという話だが、971,014円となる。約100万円だ。
Mモータースポーツを選択した場合にMコンペティションパッケージ仕様にした場合、4,754,014円となり、Mコンペティションパッケージと比較して474,014円の足が出てしまう。そう考えるとMコンペティションパッケージは非常にお得といえる。
またスイングアームに関してはアルマイト加工が施されていないのでこの部分だけでもMモータースポーツなのか、Mコンペティションパッケージなのか判断ができそうだ。
最後に
Mコンペティションパッケージを購入すると、通常のオプション価格から約半額でパーツを組むことができるということがわかった。これはお得と言っていいとは思うが、そもそもの値段が高い。走行性能に関わる部分というパーツはほぼなく、一応軽量化にはなるのだろうが、軽さを感じられるほどの内容ではない。どちらかというと、性能を犠牲にしないドレスアップという感じだろう。
私も予約する際、Mモータースポーツでいいと思っていたのだが、日本に入ってくるM1000RRは全てMコンペティションパッケージということだったので無条件に高い方を選んだ。当時はカーボンパーツなどにこだわっていなかったし、性能を引き出せる訳ではないので、Mのカラーリングだけでも満足であったが、実際に手元に届いてみるとカーボンパーツが本当に豪華でいつまでも見ていられる。
また、今回のように金額を計算することで、非常にお得だったんだということがわかって、現在ではMコンペティションパッケージを選んで正解だったと思っている。(それしか選べなかったのだが)