M1000RRに不満点はあるか

M1000RRが納車されてから半年以上が経っているが、これまでもこのブログ内で話しているように、我が家でのM1000RRはどちらかというと観賞用にガレージに飾られている。428万円と非常に高価なバイクなのだが、このバイクに不満点があるのかという話をしていきたいと思う。




M1000RR個体としての不満点

元々不満となる要素など皆無で、非常に満足している車体ではあるが、なんとか不満な点を捻り出したらどうなるかと思い、考えてみた。しかし一切の不満点を見つけることができない。RnineTも素晴しいバイクはあるが、こちらにはいくつかの不満点を見つけられることができた。しかしM1000RRには見つけられない。

さすがに高額なだけあり、さまざまな部分にも高級なパーツが取り付けられている。値段が高い割に意外とチープだといった車体も存在するが、M1000RRはどこから見ても問題ない。

そしてデザインだが、これまたドンピシャで好みのタイプなのでここにも不満は生まれない。デザインはイマイチだけど、高級感あるし、Mだから買おう、と言った訳ではなく、見た目もMも好きだから迷うことなく購入できた。そのためデザインに関して不満どころか、むしろ最高のお気に入りポイントだ。

走りに関しては、公道使用では全く不満を見つけられることができず、サーキットに持ち込まない限りその先の不満は出て来なそうである。そうなってくると、このバイクをサーキットに連れて行ってあげられないことや、仮に持って行くことができ、走らせることがあったとしてもおそらく不満点を見つけられない自分に不満を持ちそうだ。

使用に際しての不満

個体としては特別不満はないが、使用に際してはどうだろうか。この辺も、もちろん不満といえる不満はないが、結果的には乗らないことが多く、その理由は当然明確にある。

  • 燃費が悪い
  • ポジションがきつい
  • 低回転域がつまらない

これらが挙げられる。

燃費に関して

これはS1000RRとそれほど大差ないとは思うし、むしろ軽くなっている分、M1000RRの方が良いかもしれない。ただ、そもそもこういったSSタイプのバイクは燃費はどうしても悪い。走り方にもよるし、どんな場所を走るかにもよるが、200キロ過ぎた位走るとエンプティとなる。片道100キロのツーリングなど当たり前だし、1日の走行の途中で給油しなければいけないのが面倒なのだ。なので燃費が悪いというイメージが強い。とはいえまだ給油は4回ほどしかしたことがない・・・。

ポジションがきつい

これに関しては、さまざまな意見があり、むしろ、M1000RR、S1000RRのポジションは楽だという話もある。もちろん、他のスーパースポーツでもっときついポジションのバイクはあると思うが、ここで比較するのはやはりRnineT。当たり前だが、RnineTの方がポジションが楽であることは当然であり、比べることすらおかしな話だが、結局は体力的な問題で長距離のツーリングで使用することはほとんどない。Youtubeのネタになればのこともあるかもしれないが、基本的に過酷な内容は選びたくない笑

低回転がつまらない

M1000RRは半端じゃないパワーが故に、公道では扱い切ることは不可能。レブリミットまで回すことすら難しく、そのパワーは一体なんのためにあるのかと思うほど宝の持ち腐れ状態。スーパースポーツの醍醐味は溢れるパワーを炸裂させ、コーナーを攻めてという乗り方こそ華となるわけだが、そういった乗り方は公道ではほぼできない。そうなると、本当にただ走らせているだけといった感じ。乗る機会も少ないので、バッテリーや各部位に不具合が起きないように、1ヶ月に1回くらいは乗るようにしているが、ただバッテリーを充電しているだけとさえ感じる今日この頃。こんな心境では楽しむ気持ちなど皆無で、作業的であり、つまらないと強く感じる。




最後に

個体としてはパーフェクト!!色も形も本当に好みとドンピシャで不満な点は何一つないが、使用に関しては思うことは少なからずある。これに関しては自私がサーキットに持ち込むなど、M1000RRの力が発揮できる場所で使わないから起きていることであり、これに関してはむしろM1000RRの方が、乗り手に不満を感じているだろうと思えるほど。2022年の目標の一つに、M1000RRを走行会などではなく自分の力でサーキットを走らせるということを設定するつもりなので、これによりM1000RRをもっと好きになって行きたいと思う。