今回はRnineTの慣らし運転に関してです。我が家のRnineTは現在走行距離が2,000kmを超え、すでに慣らし運転を終えていますが、当時の慣らし運転のことを書いていこうと思います。基本的には一般的なバイクと同様ですが、少し変わった部分もあるのでその辺も合わせて話していきたいと思います。
RnineTの慣らし運転
RnineTはディーラーより慣らし運転中の限界回転数を伝えられ、その回転数以内でバイクを走らせることになります。RnineTは5,000回転と言われ、結構低いなと思いました。とはいえ、RnineTはレブリミットが8,000回転付近なので半分以上は使えますし、通常走行時の回転数に関しても車のように低い回転数で走行可能ですのでそれほど不便に思ったことはありませんでした。
また別の記事でも書いていますが、低い速度を高いギアで走るのが楽しいということもあったのでそこまでエンジンを回したいと思うこともありませんでしたし、元々そういうバイクでもないと思っていました。
RnineTの慣らし運転はそこまで制限されている感がなく、気持ち的にも辛い1,000kmなんてことはないのではないでしょうか。
BMWmotorradの慣らし運転における注意点
ただ、RnineTの慣らし運転中の注意点があります。それは慣らし運転中のレブリミッターが付いていないということ。(ディーラー曰く)そのため回そうと思えば5,000rpmを超えレッドゾーンまで到達するということです。これは一般的なバイクでいうと当たり前のことではありますが、BMWmotorradのバイクは慣らし運転中のレブリミッターが設定され、それ以上は回らないようになります。
RnineTは他のBMWmotorradラインナップと違い、アナログメーターです。アナログメーターが故に機能が少なく、リミッターの設定ができないのかもしれません。ちなみに最近の液晶メーターが搭載されている車両に関しにてはおそらくほとんど慣らし運転時の限界回転数が設定されると思います。R1250Rも同様に設定されていました。
「別にちょっとくらい慣らし運転中の限界を超えたっていいじゃん」
と思うかもしれません。事実国産のバイクなどは、慣らし運転は必要なとまで言われたりします。しかし、BMWmotorradの場合少し違います。
CB400SBの時は1,000km走行し、初回点検に持って行った際、オイル交換を実施しました。このオイルは違うオイルなのかということを聞くと、変わりませんとのことでした。なので1,000km走ったらエンジンの当たりがついて安定してくるので初回点検を受けなくてもぶん回していいといえるかもしれません。
しかしBMWmotorradのバイクの場合は、オイルの粘度が変わります。慣らし運転中は柔らかいオイルを使用しており、初回点検時に硬い本来のオイルに交換されます。高回転まで回す場合は硬いオイルの方が適しているので慣らし運転時の高回転域の使用はオイル的にもNGということになります。
上記でも書いた通り、RnineTは慣らし運転用のレブリミッターがないので高回転まで回さないよう注意が必要です。
全てを解放されたRnineT
無事に初回点検を終え帰路に着くわけですがこの時も
「別に高回転まで回さなくても十分楽しいし、回さなくていいや」
なんて思っていました。しかし、一応儀式的にやっておこうかなと思い、ぶん回してみるとRnineTの別の顔を発見することができました。これはこれで楽しいという感じで、ちょっとした峠道に持って行こうかなと心躍らせたわけです。RnineTはのんびり走ることも得意ですが、高回転まで回してきびきび走ることも得意だということを知ったのです。
最後に
ということで今回はBMWmotorradの慣らし運転は少し違うということと、RnineTの慣らし運転は注意が必要という話でした。低回転で満足できているというのも私の感覚の話であり、人によっては早く上までぶん回したいと思うかもしれません。エンジンのあたりに関しても、オイルの粘土に関しても慣らし運転中の高回転は決して良い結果をもたらさないと思いますので、走行時にうっかりということがないように注意が必要です。