あけましておめでとうございます。2023年もよろしくお願いします!さて、北日本は雨や雪、首都圏から西側に関しては概ね晴れと言った気候が続いておりますが、今年は雪国とバイクの思い出話から。
北日本は冬にバイクに乗れないのは当たり前
私は現在こそ首都圏周辺で生活しているわけですが、生まれ育ったのは雪の降る地域です。北陸や東北、北海道などが該当するのですが、雪が降り出す12月頃から3月頃までは基本的にはバイクに乗りません。
16才の時にバイクの免許をとってからはこの3,4ヶ月の期間が嫌いでした。さらに、冬は基本的に天気が悪く、日中でも薄暗いためバイクを抜きにしても気分も少し暗くなります。バイク自体も乗り納めが早いため12月上旬には冬眠させる方も多いのではないでしょうか。私もバッテリーを外したり、カバーをしっかりかけたりと冬支度をしました。
北海道の年越しツーリングなるものも存在し、乗ろうと思えば乗れるわけですが、そんなのは本当に一部の方の挑戦であり、日常的にバイクに乗るのは郵便屋さんくらいです。
それでもたまにエンジンをかけるのが楽しい
当時の私はまだ10代ということもあり、バイクにどハマりしていました。バイクに乗れるような状況でなくても、たまに訪れる休日の晴天にはバイクのエンジンをかけます。
最近ではインジェクションのバイクが主流というか、新車ではそれしか買えないのでわからない方もいると思いますが、キャブレター車の冬はエンジンがかかりにくいです。春が来て、冬眠から目覚めさせるときになかなかエンジンがかからないなんてことはよくある話です。しかし、こうやって定期的に冬でもエンジンをかけていると、冬眠から目覚め時にスムースにエンジンをかけることができます。
当時はそんなことを思ってエンジンをかけてたというよりは、
「冬でもバイクのエンジンかけちゃう俺ってかっこいい…」
くらいの気持ちでやっていたと思います笑
また、雪の降る地域でも冬の期間中、常に道路に雪があるわけではなく、路面がある程度乾くということもあります。その際はほんの少しだけ乗ってみるわけですが、北日本勢はあまり冬用のバイク装備を持たない傾向にあります。なので秋装備で乗るため、めちゃくちゃ寒いのです。
北日本以外は365日バイクに乗れる!
私が首都圏周辺に住み出したのは成人してからでした。そのときに驚いたのが冬の天気の良さ。雪など当然ありませんし、雨もほとんど降りません。どんよりとしていた北日本から考えると素晴らしい気候だと感じました。関東に出てきてからも小さなバイクを購入したわけですが、
「これだけ雪がなく、晴天であるならばバイクに乗れる!」
と思ったわけです。ただ雪がないとは言ってもそこは冬。北日本にいた当時、真冬に乗るバイクはとてつもなく寒かったことから、冬用のバイク装備を買いに行くわけです。
当時、驚きの商品だったのがオーバーパンツと言われる、パンツの外に履く防寒ズボン。北日本にいた時はモモヒキのようなものを履いて、厚手のパンツで秋のバイクを楽しんでいましたが、通常履くパンツの下には分厚い服は着れません。そこで分厚い生地のものを外に履くわけですね。
とはいえ、これはスキーウェアなどから考えればごくごく当たり前の構造な訳ですが、冬にバイクに乗る習慣がなかった私にとっては、バイクにこの発想を持ってきたのことに目から鱗だったのです。(遥か昔からあったとは思いますが笑)
もちろん購入し、使ってみるとめちゃくちゃ暖かく今でも必ず使う冬装備です。また、最近では電熱ヒーター関連の装備が充実しており、モバイルバッテリーなどから手軽に電源を供給できるジャケットやグローブなどが存在します。さらにはバイクに純正でグリップヒーターが搭載されていたりもします。
北日本に住む方にとってはどれだけ暖かくなろうが、路面から雪が消えない限りはバイクに乗らないわけですので基本的には必要ない装備かもしれませんが、365日バイクに乗れるような地域にお住まいの方にとっては頼もしい味方ですね。
2023年もまずは冬バイクからスタート!
ということで2023年も始まったわけですがまずは冬バイクからスタートです。雪が降らない地域とはいえ東京でも奥多摩など山の奥に行けば若干の雪が降るケースもあります。さらにはバイクや車の天敵である塩カルも撒かれており、春夏秋のように気軽に乗れないのは間違いありません。
それでも10代の頃、冬に乗れなかったバイクに乗れるということは私、にとっては非常に嬉しいことです。大規模なツーリングや本気度の高いレースなどはできませんが、2023の冬も、冬なりにバイクを楽しんで行こうと思います。
みなさま本年もよろしくお願いいたします。