BMW R18 Transcontinental に試乗

先日M1000RRを点検に出した際、時間がありましたので試乗して時間を潰すことにしました。過去の記事でも書いておりますが、私が通っているBMWmotorradは長く試乗することが可能で、今回も半日ほどお借りして出かけることに。マルイチもいましたので今回は2人乗りに最適なR18 Transcontinentalというバイクに乗りましたのでそのレポートを書いていきたいと思います。

関連記事

BMWmotorradの試乗は1日レンタルが可能!?




R18 Transcontinentalの簡易情報

R18 Transcontinentalの詳しい情報は公式ホームページを見ていただくとして、ここではざっくりと

  • 空油冷水平対向2気筒エンジン
  • 1,801cc
  • 91馬力 4,750rpm
  • 158Nm 3,000rpm
  • 乾式クラッチ
  • ドライブシャフト方式
  • 全長 2,650mm
  • 427kg
  • 3,726,000円〜

といった超超大型クルーザーとなります。数値を見るだけでもかなりバカでかいことがよくわかります。また、Transcontinental以外にも、種類があり、全部で

  • R-18
  • R-18 Classic
  • R-18 B
  • R-18 Transcontinental

といったいった4ラインナップになっております。今回乗ったのはもっとも豪華なTranscontinental。これはアメリカ大陸を横断することをコンセプトとして作られたといったことが書かれておりましたので長距離ツーリングでは快適であることは間違いなさそうです。

ファーストインプレッション

まず私がこの車体を動かしたときに感じた率直な意見は

「怖い!」

ということです。というのも私、こういった大型バイクにこれまで一度も乗ったことがありませんでした。なので大きくて重い車体の扱い方がどうにもわからずフラフラしていまいます。

R18は水平対向2気筒エンジンを搭載しているわけですが、このサイズはこれまでの水平対向2気筒エンジン史上最も大きなエンジンで、片方のピストンだけで900ccもあります。それだけ両側に大きく跳ね出しているためヤジロベーの要領で非常に安定しています。しかし私にとってはこの安定感が怖い要因でもありました。

というのもバイクというのは基本的に安定静止することはありません。スタンドも足も離せば必ずどちらかに倒れることになります。コンパクトなバイクであったり、大半のバイクであれば車体がどちら側に傾いているかということがわかります。そのため、停車時にどちらに倒れそうなのかなども判断でいますし、停車時もどちらの足に力を入れるかなど対応できます。

しかし、この安定感はどちらに傾いているかの情報を薄くしていると感じました。そのため停車する際も停車中もどっちに傾いており、自分がどう動けば安定するのかというのが非常に読みにくかったです。もちろんこれは慣れの問題もあったと思いますので次第に安定してくるとは思うのですが、今回は2人乗りをしているということもあり、終始ふらふらしていたと思います。




エンジン性能に関して

エンジンに関しては私の大好きな水平対向2気筒エンジンです。我が家には1,200ccの水平対向2気筒エンジンを搭載しているRnineTを所持しているのでどんな違いがあるのか楽しみでした。特性としてはRnineTと非常に似ており、基本はおとなしめのエンジンです。とはいえ鼓動感でいえば明らかにR18の方が大きく、この辺はアメリカンを意識した作りになっていると感じました。

ただ、ハーレーなどのめちゃくちゃ強い鼓動感というよりはジェントルな鼓動感といった感じです。RnineTの記事でも書きましたが、水平対向2気筒エンジンは少し高めのギアを使用し、少しだけノッキング気味に走ると鼓動感が生まれてきて気持ちよく走れます。R18も同様な走らせ方をするとやはり強い鼓動感が生まれ、心地よいライディングを楽しめました。

R18は早く走るためのバイクではありませんので最高出力などは91馬力と少ないですが、トルクがかなり強いので下道ではぐいぐい速度を上げていきます。私自身全然慣れなかったので恐る恐るといった具合でゆっくり走っていたつもりだったのですが気が付けば周りよりスピードが出ているといった感じ。クルージングするには全く問題ない出力です。

走行性能や取り回し

サスについてはどうしても車体が重いので、ショックをいなすというよりは重量で抑え込んでいるような雰囲気を感じました。荒れた路面は苦手そうだという印象ですね。ブレーキも同様で強く握ればそれなりに効くとは思いますが、なんせ400kgオーバーです。重いなりの動きだと感じました。

コーナリングについてはしっかりと設計されていると思いますので曲がらないということはないと思いますが、私はどうしてもこのポジションで曲げていくのが怖く、恐る恐るといった感じ。また超低速時、こけるモーションに少しでも入れば絶対に立て直せないという気持ちもあり、交差点などは初心者並みの速度で右左折をしていました。この辺も慣れだと思いますが、非常に気を使うといった印象。

最後に駐車時などの低速の取り回しですが、これが本当に大変でした。ハンドルが長く、切角も多いので最大までハンドルを切ると切った反対側の腕が伸び切ってしまうほどです。ハンドルをフルロックした状態でアクセルを開けるとなると本当に大変です。このような体験をしたことがなかったので駐車するのも一苦労。今回走った道が都内というのもり、各所の駐車場は狭く、このバイクでもう一度ここに着たいとは思えませんでした笑

ただ重量が大きい代わりにバックギアが搭載されています。そのため多少傾斜がついている場所に頭から突っ込んでも脱出は可能ですのでその辺は安心してバイクを進めることが出来ました。




デザイン

デザインは好みがあると思いますが、存在感は圧倒的です。試乗の際、目的地には多数のバイクが停車していたのですが、人集りができていました。実際私も生で走っている姿は見たことがなかったのでかなり珍しかったのだと思います。ただ、私としてはあまり好きなカテゴリではありません。私はどちらかというとスポーツタイプやネイキッドタイプを好みますので、試乗は楽しめたけど購入には至らないという感じ。

問題は、アメリカンに乗っている方や、元々アメリカン形状が好きな方がこのR18を見てどう感じるかかと思います。素直にかっこいいのか、それとも邪道なのか、私は答えを持ち合わせていませんが、私がアメリカンを購入するということになればV型のハーレーなどを選んでしまいそうというのが率直な感想です。水平対向2気筒エンジンは唯一無二ですが、やはり伝統のV型エンジンも気になってしまいます。

BMWmotorradのR18はまだ販売してそれほど年数が経過しておりません。これからどういった戦略で販売していくのか、アメリカン好きからどういう評価を受けていくのかで未来が変わってくるのかもしれません。

店内はRー18の在庫が多い?

私のいくディーラーは入り口側にスポーツ、アドベンチャー、ツアー、ロードスターのカテゴリが、奥にはヘリテージのカテゴリが陳列されています。奥は少し雰囲気の違う空間になっており、過去にはたくさんのRnineTが置かれていましたが、現在はRnineTの在庫はほとんどなく、R18置き場のようになっておりました。ざっと6、7台くらいは置いてあったと思います。

この在庫の感じを見る限り大人気で飛ぶように売れているということはなさそうです。というのも値段が高く、ライバルにハーレーが存在するカテゴリです。なかなかうまくはいかないといった印象を受けました。しかし、ディーラーとしては結構R18を推している雰囲気も見られ、BMWmotorrad本体と、販売店の思惑が食い違っているようにも感じます。




最後に

ということで今回はR18の試乗レビューでした。元々購入の意思はありませんでしたが一度乗ってみたいと感じていた車体です。乗りなれていない車格に対して怖いと感じましたが最終的にはだいぶなれてきていたと思います。この翌日にRnineTに乗りましたが、「私にとってバイクはこんな感じだ!」と感じさせられたことから、私にはまだ少し早いカテゴリだったかもしれません。気になる方はぜひお近くのBMWmotorradで試乗してみてください。

実際の走行中の様子はこちらをご覧ください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です