M1000RRまさかのクラッチ交換!?

先日M1000RRのクラッチがワイヤー式であったという記事の続きとなります。

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今更気がついたM1000RRのクラッチについて

ワイヤー式であることに気がついたのは急にクラッチの遊びが大きくなったからです。しかし遊びが大きくなるということは何かが変わってしまったということになり、クラッチが壊れたのか!?と疑った際の話になります。




急に遊びが大きくなる

いつもM1000RRをちょいのりする際は特に気にしたことがなかったのですが、この時はどう考えてもおかしいと思えるほど遊びが発生していました。おそらく3cm程は遊びが生まれていたと思います。ここで、「クラッチが壊れた!?」と思ってしまった訳ですが、この時はシチュエーションが少々特殊でした。

まずクラッチの遊びが大きくなったことに気がついたのは、車の中です。そう、この日はM1000RRを初回点検に出す前日だったのです。我が家からディーラーまでは少し距離が離れているので、先日完成した20系アルファードトランポに積み込む予定でした。しかし案外積み込みにくいアルファードトランポに苦戦していたのです。

クラッチは消耗品であり、過度な半クラッチを多用するとすり減ってしまい壊れてしまいます。ラダーの上を進むのにアクセルを使うというより半クラで上げてしまいこれが高負荷になってしまったのかと錯覚してしまった訳ですね。

頭の中では油圧式クラッチだとばかり思っていたため、クラッチオイルが抜けた!?と思ったりもしたのですが床には特に何も漏れた後はない。クラッチオイルの量が少ないのかとリザーバータンクを探すと実はワイヤー式だったということに気がつくわけです。

ワイヤー自体はプラプラの状態だったのですがこれはワイヤーの調整でいけると半信半疑になりながらも翌日の点検に備えます。

ディーラー点検時

無事M1000RRを点検に持って行き、気になるところはあるかという質問をもらいましたので

「クラッチの遊びが大きいです」

と回答させてもらいました。するとササっとみて

「クラッチワイヤーの初期伸びですね。調整しておきます」

という感じで処理されました。ワイヤーの問題だといいうことは頭でわかっていたのですが、もしこれがクラッチ本体の問題で、積み込んだ時の操作が原因だったなどと考えると実は前夜は眠れませんでした笑 クラッチの遊び調整に関しては特に費用を取られることもなく、無事点検は終了となりました。調整されたクラッチは「これこれ!」と思えるほどしっかりとした手応えに戻っており、私の中の不安は完全に解消されたわけです。




もしクラッチ交換になったとしたら

点検前夜、不安だった私はもしクラッチ交換になった場合いくらかかるのだろうと思い、ネットで様々調べていました。ディーラーに正確な値段を聞いたわけではないのでなんともいえませんが、S1000RRのクラッチ交換は40万〜50万なんて記事を見つけ、ますます不安になったわけです。




最後に

冷静に考えればラダーを駆け上がる際に半クラを使ったくらいでクラッチが壊れてしまうなんてことはまずないと思えるのですが、その時の私は本当に壊れてしまったと勘違いしてしまいました。また油圧式であるという先入観も惑わせたと思います。ワイヤー式のクラッチが搭載されている車両は初期伸びというもものがありますのでもし急に遊びが大きくなっても焦らずバイクショップに持って行ってみてください。