バイクの塩カルを落とす方法

過去に「冬のツーリングで一番嫌なのは寒さよりも塩カル」という記事を書きました。関東の冬は天気がよく、ツーリング日和でも塩カルとの戦いになることは頭の中ではわかっていたのですが、どうしても我慢できなくてバイクに乗ってしまいました。幹線道路を走れば塩カルはないかなと思っていたのですが残念なことに塩カルまみれに。今回は塩カルを被り、それを洗浄するという内容です。




バイクは無残な姿に

先日非常に良い天気になり、暇を持て余しながらもSNSを確認してみると、多くの方が「バイク日和」とのことでツーリングの写真などをあげておりました。「いいなぁ、でも塩カルがなー」なんて思っていたのですが、我慢できなくなり自分も走ろうと決意。

とりあえず当てもなくどこかに行こうと、1時間ほど走った先に道の駅があったので停車。ふとバイクを見るとこんな状態。

わかっていたことではありましたが少しショックを受けました。時間的には、その時点で15時ほど。今から帰れば16時には戻れる。暗くなる前に洗車しようと引き返すことに。バイク自体は楽しかったのですがこれから面倒な一仕事が待っています。

雪解け水が原因

先日関東で雪が降り路肩には多くの雪が残っています。もちろん走行には問題ないレベルなのですが、問題は雪解け水が走行路面に流れてきてしまっていること。これによって道路上の乾いていた塩カルがびしゃびしゃ状態になりそれを跳ね上げている状態。

前を走行している車からも飛沫が上がってくるので、車間を多めに取り走っていたのですが最終的にはヘルメットまで塩カルまみれに。そのため服も塩カルまみれということになります。バイクだけではなく人間本体までダメージを与えてくるとは。恐るべし塩カル。

洗浄作業

さて本題ですが車体に付着した塩カルの洗浄方法。実は結構簡単で大量の水をある程度の水圧でぶつけてしまえば綺麗に落ちます。ですので水が入り込んで困る場所以外(雨で濡れることがある場所はOK)を水を当てて洗浄。みるみるうちに塩カルは落ちていきます。

バイクは車と違って非常に入り組んでいます。ボルトの頭に塩カルが詰まった状態で放置しようものならたちまちサビの元に。そのためかなり念入りに水をかけていきます。また裏側などは本当に見にくく、よく確認しながら洗浄しないと流し残しということが起こりますのでこれをいつやめるかというのを決めるのが嫌なのです。

見つけたらまたすぐに洗えばいいやというのも面倒ですし、気が付かないのも嫌。いつ辞めたらいいのか判断が難しく、洗い終わってもガレージが目に入るたびに何度も確認し、ある意味呪い状態笑

これだから冬のツーリングは嫌なんだよなと文句を言いながらもこの日の洗浄は完了しました。

注意点

注意点としては、上記で書いた通りよく確認して洗い流すことということと、水に濡れていけない部分に水を当てないことはもちろんなのですが、高圧洗浄機を使うことはあまりお勧めしません。

古いバイクはエンジンの塗装などが簡単に剥がれます。もちろん私も過去のバイクで経験済み。それからバイクは配線等も見えた状態なのでこういった部分にもダメージを与える可能性ありますので、それなら普通のホースでよくある「ストレート」くらいの水圧がちょうど良いと思います。

ガレージ保管で気がついたこと

そこそこ時間をかけて水をぶっかけたわけですが、過去の汚れも含めてピカピカに。これはこれでよかったなと思ったわけですがこの時一つ気がつきました。過去の汚れがあまりこびりついた状態ではないということです。

私は現在夢のバイクガレージを完成させ、密閉空間にノンカバーで保管しています。(見た目の問題でカバーなし)これまでに密閉空間でバイクを保管したことは一度もなく、屋根はあるけど横からは吹き込むし、カバーをつけて保管しておりました。この状態で洗車を行うと、見た目はそこまで汚くないと思うのですが実際に手で触れてみると埃がこびりついた状態になっており、ザラザラとした感触。これを落とすためには洗車材などを使用して落としていたわけですがこういった汚れがほぼありませんでした。

今回洗浄するにあたって、過去の汚れの存在も認識していたのですが、水をかけるだけで簡単に落ちてしまい、スポンジのようなもので洗うといった作業がほとんどありませんでした。サスペンションもスプリングがだいぶ汚れており、「これを洗浄するのは大変なんだよな」と思っていたのですが、水をかけたらあっさりきれいに。

こういったことも密閉されたバイクガレージの恩恵だと改めて再確認しました。




最後に

ということで今回はバイクが塩カルまみれになった時の洗浄に関してでした。ちなみに私はこの日、RnineTにするかM1000RRにするか悩んで悩んでRnineTを選択しています。RnineTだったから簡単に塩カルを落とせたのですが、これがフルカウルのM1000RRだったと思うと・・・。ですので冬にフルカウルを乗る人は走行後、塩カルが付着していないか確認し、付着しているようであれば入念に清掃することをお勧めします。

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