BMWmotorradの試乗は1日レンタルが可能!?

バイクを購入する際にできれば試乗したいもの。しかし、試乗だけではその車体の素性は深く知ることはできず、雰囲気だけを感じる程度になると思います。バイクレンタルショップなどで1日借りるという方法もありますが、BMWmotorradでは長時間試乗させてくれることも。今回はBMWmotorradの試乗に関して話していきたいと思います。




長時間試乗させてくれるBMWmotorrad

最初に言っておくと、全てのBMWmotorradにて長時間の試乗をさせてくれるかは分かりません。実際にディーラーとはBMWmotorradが運営しているのではなく、全く別の会社がBMWmotorradの名前を借りて販売を行なっているからです。これらは国産の車でもバイクでも同じで、直営店というのは基本的にないのです。

そして私もお世話になっており、長時間の試乗をさせてくれたお店は、「BMWmotorrad世田谷」になります。あくまでも世田谷の話になりますが、この会社は、埼玉、花園、飛鳥山、世田谷と4店舗を展開しているようで、会社の風土として世田谷以外の店舗でも1日試乗させてくれたりしているかもしれません。

私が試乗したバイク

私がこれまで長時間試乗したのは

  • R1250GS
  • K1600B
  • S1000RR
  • R1250RT

の4台になります。近場を走る程度ならもっとたくさん試乗していますが、長時間はこの4台。

ちなみに私が一番最初に試乗したのはR1250GSだったのですが、試乗したいという旨を伝えると、

「ETCカードを持ってってきてください!ぜひ高速道路を試乗してもらいたいんで」

と言われました、私は過去に車も含めて色々試乗しましたが、高速道路に乗って良いというのは初めてでした。とにかくそんな気前のいいBMWmotorrad世田谷。次は1台ずつシチュエーションを話していきます。




R1250GS

バイクを買うとしたきっかけになったR1250GS。最終的に購入することはありませんでしたが、これに乗るためにBMWmotorrad世田谷にいったわけです。上記でも書いた通り、「ETCカードを持ってきてくれ」とのことでしたので、遠慮なく高速走行も楽しみました。時間的には14時頃にお借りし、中央高速道路を下って八王子まで走りました。その後ふらふら走りながら17時過ぎにディーラーに到着。約3時間のツーリングとなりました。

K1600B

ファーストBMWmotorradを決めるために様々試乗しましたが、一番長く乗ったのがこのK1600B。時間としては11時にお借りし、返却したのは19時半という本当にまるまる1日。向かったのは首都高を越え、アクアラインを走り、房総半島でした。このバイクはクルーザーなので長時間の運転で疲れ知らず。渋滞にはまり、返却する時間が営業時間をオーバーしてしまったのですが、普通に待っていてくれました。本当に申し訳ない。とはいえあまりにも楽すぎてちょっと物足りないと思ったのも事実。長く乗ってしまいある程度満足したということもあってK1600Bを購入することはなく、なぜかちょこっと試乗したR1250Rを購入してファーストBMWmotorradとなりました。

S1000RR

次はR1250Rを売却し、M1000RRを予約するといったタイミングの時。M1000RRの予約はしたものの、BMWmotorradのスーパースポーツはどんなものなのだろうと気になり、試乗をお願いすることに。スーパースポーツを市街地で乗っても仕方ないので、お借りしたら速やかに中央高速道路を下り、あきる野ICまでひとっ飛び。そのまま奥多摩湖を1周するという贅沢な試乗でした。時間的には11時頃に帰て17時頃に返却。6時間ほどのツーリングとなりました。その車体に惚れ込んだ私はしばらくして中古のS1000RRを探してもらい契約。R1250Rとお別れすることになりした。




R1250RT

最後はRTですが、これもR1250Rを売る際のこと。R1250Rは最終的に売ったわけですが1年点検は受けました。今思えば無駄な金だったと思いますが。その際「暇なら何か乗ってきたらどうですか?」と言われ、別に乗りたいという気持ちではなかったけど、新型に変わったR1250RTをチョイス。バイクで初めてのアダプティブクルーズコントロールを試してみたかったので早速高速道路に。時間的にはこれも11時〜17時くらいだったような気がします。ふらふらしながら埼玉県までいき、お気に入りのラーメン屋で食事をして帰ってくるというツーリング。やっぱりクルーザー系はまだ私には早いらしく、とても快適ではあるが、刺激が足りないなという感想でした。

なぜここまで長時間貸してくれるのか

これについては私の憶測となりますが、やはりディーラーとしての販売戦略の一部かなと感じます。ですのでそういった流れが会社全体で確立されているとしたら世田谷以外の店舗でも長時間の試乗は可能なのかもしれません。

長時間の試乗で何が良いかといえばそのバイクに適したシチュエーションに持っていくことができること。特に都心での試乗はコーナーと言われる道は少なく、渋滞や歩行者など走りにく環境です。他メーカーでは市街地を決められたルートのみ走るというやり方で試乗しているわけですが、この違い大きいです。

クルーザー系なら高速道路を長時間走りたいですし、スポーツ系は峠道を走りたくなります。

メリットだらけではありますが、強いていえばバイクをよく知ることができるので、十分堪能できたと購入しないケースもあるかもしれません。私の場合は気に入ったバイクが揃ったので当分はバイクの入れ替えはがないと思います。なので欲しいバイクを探すという試乗ではなく、気になった車体を1日乗れば十分楽しめるな、くらいの気持ちで点検時にお借りし、購入しないといった感じですね。そこで欲しいと思う可能性はありますので販売戦略としてはやっぱりアリなんだと思います。




最後に

1年に同じ店で4台もバイクを購入した実績があるので、現在はそこそこの太客くらいに思っているかもしれませんが、最初は1台も購入していませんでしたので私だから長時間借りられるということではないと思います。ただ、好きなシチュエーションにバイクを持って行けるからといって過度な倒し込みや、速度超過などはしないようにしましょう。せっかく貸してくれているのですから。さらには冷やかしなども厳禁で、乗った結果購入に至らなかったというのは仕方がないことですが、このサービスを悪用しないよう注意が必要です。