今回はS1000RRを売却した時の話です。私は過去にS1000RRからM1000RRへ車両を変更しました。ある程度予想はしていましたが、なかなかの高額で売却することができましたので、その金額と私の思いを書いていきたいと思います。
S1000RRの購入金額
私は2020年に中古のS1000RRを購入しました。その金額は2,200,000円。2019年式でしたが、S1000RRが2,330,000円〜と考えると1年経過しても130,000円しか値下がりしていないことがわかります。ちなみに私が購入したS1000RRは
- レーシングレッド
- DDC付き
- 立ちこけ無し
- 走行距離1,200キロ
という個体でした。(現在ホームページを見ていると、DCCなしというものは選べなくなっていたので新車で購入する場合は必ずDCCがつくのかもしれません) その場合、2,599,000円となりますので399,000円の値下がりということになります。
これは非常に高い値段を維持していると言って良いかと思います。元々S1000RRは非常に人気の高い車体となっており、BMW motorradの中ではGSシリーズに次ぐ人気車種ではないでしょうか。
S1000RRの売却金額
そして、約6ヵ月で1,000キロ程乗り、その後M1000RRと入れ替える形で売却。その時の金額は1,900,000円です。買値から300,000円の下落となったわけですが、これまた非常に高い値段をつけてもらいました。
R1250Rの時は1年でオプション込みで2,500,000円が1,300,000円まで下がったことを考えるとリセールバリューは抜群に良いといえます。(R1250Rの売却に関する記事は別に上がっていますのでそちらを参照ください。)
S1000RRとR1250Rの売却経験を経て私はどんなバイクを購入するべきかということに関して深く考えるようになります。
損はしたのか?
さて買値から300,000円下がって売却したわけですが、これは損したのでしょうか得をしたのでしょうか。
基本的にバイクや車を売却して得をするケースは少ないです。もちろん人気車種や、プレミアがつくような車体に関してはそういったことがありますが、基本的には損をします。しかし、今回のケースに関してはトントンであったと私は考えています。
その理由は所持していた6ヵ月で丁度300,000円支払いが終わっていたからです。なので完全に清算が終わった状態でM1000RRを購入することができたわけですね。
ちなみにR1250Rの時は600,000円ほど足りませんでした。(オプションも付いていたのでかなり高かったです)なのでさらに600,000円を払って、S1000RRの契約をしたわけですね。R1250Rの時は大きな損となりましたが、S1000RRの場合は得はしなかったけど、損もしなかったという結果であったと捉えています。
リセールバリューは大事
何も考えず好きなバイクに乗るということは非常に良いことだと思いますし、愛着を持って長く乗り続けるのであれば損はしません。
私もR1250Rを購入した時は1年で売るなんて考えてもいませんでしたし、S1000RRに至っては半年で売るとは思いもしませんでした。(M1000RRがかなり先に納車される予定だったのですが、すぐに順番が回ってきてしまった。)
もしR1250Rを買わずにGSシリーズなどをからS1000RRを購入すれば、どちらも大きな損はなかったのではないかと思います。
人はいくら愛着があって長く乗り続けると豪語したところで、いつかは手放します。バイクを引退するから売却するであったり、私のように乗りたいバイクが変わったから売却するケースもあります。
不幸なことにお金が足りなくなって売却することもあるでしょう。私はこの「不幸によって売却する」というリスクに関して高く関心を持つようになりました。
不幸とはさまざまなことがあると思いますが、
- 会社が倒産した
- 日常的に使う車が事故で廃車になった
- 家賃の高い地域に引っ越さなければならなくなった
- 大怪我をして仕事が出来なくなった
- etc
などなど細かい事象を上げればキリがありませんが、重要なのはお金が足りなくってしまったという状況に陥った場合自分のバイクに足を引っ張られるか助けてもらえるかという点です。
R1250Rの場合は残念ながらお金がないと言っているのにも関わらず、ローンを清算するためには600,000円の金額が必要になりました。
しかしS1000RRはプラスにはなりませんでしたが、1円も払わずローンを清算することができたわけです。万が一のことがあったとしてもダメージを少なくすることができるよう、リセールの高い車体を所持することが大切だと私は思うようになりました。
その結果現在所有しているバイクは
- M1000RR リセール高い
- RnineT リセール高い
- CB400SB 数年後に廃盤となれば一番のリセールになる可能性
- 200DUKE リセール安いがそもそもの金額が安い
っといった感じでリセールを意識したラインナップになっています。
最後に
リセールのことばかり考えてバイクを購入するのもどうかとは思います。もちろん気にせず好きなバイクを買うという選択肢が悪いというわけではありませんが、私の場合は、「万が一の不幸」という要素が絡んでくると、手放しでリセールの弱い車体を選ぶということができないということです。みなさんも自分が何を重視しており、大切にしているかということを考えてバイク購入をしてみてはいかがでしょうか。