長距離ツーリングでわかったR1250Rの優秀さ

先日のツーリングで約300kmを7時間ほどかけて走行しました。7時間といえばなかなかの長丁場。使用した車両はRnineTだったのですが、最近ハンドルも交換し、以前よりより走りやすくなっていたにもかかわらず随分と疲れてしまいました。こうも疲れてしまうと、R1250Rを思い出してしまいます。




超バランス型のR1250R

思えば北海道ツーリングの時も1日7時間の運転など何度もありました。このときはR1250Rだったわけですがあまり疲れた記憶がありません。水平対向2気筒エンジンを搭載しながらもそこそこきびきびコーナリングでき、乗車姿勢も楽で、十分なパワーを持っていたR1250Rは本当にバランスの良いバイクだったと思います。

結局は1年で手放してしまったわけですが、この時の気持ちとしては「刺激が足りない」ということでした。過去に乗っていたバイクがDUCATIということもあり、大人しいバイクがどうも好きになれずすぐに手放してしまったわけです。そしてより刺激的だと思われるRnineTを購入したわけですが、現在R1250Rの評価が私の中で爆上がりです。

用途としては自分に合っていた

今考えるとR1250Rは私の用途に非常に合っていたといえます。そこそこ大きいパニアケースをつけ、2泊くらいの荷物を詰め込みながらも長距離を走る。これくらいならどんなバイクでも可能だと思いますがやはり疲れないというのは非常に大きなアドバンテージだったと思います。RnineTに比べてR1250Rが疲れない理由は

  • ポジションが楽
  • クイックシフターがついている
  • シートクッションが厚い

といった感じ。RnineTはこれらを犠牲にしてスマートに仕上がっているわけですが、長距離を乗るという意味ではどれも必要な要素だったと思います。

アドベンチャーバイクの王者としてR1250GSがあり、こちらの方がより楽だとは思いますが、そこはやはりネイキッドということである程度スポーティに走れるR1250Rは圧倒的に万能といえます。最近はもう一度乗ってみたいとも思ってしまうほどです。




本末転倒な改造を構想してしまう

R1250Rはよかったなぁなんて考えているとRnineTをより快適にする改造を施そうなんかと考えてしまいます。クイックシフターや、シートの形状は変更することはできないので、ハンドルをもっとアップにして、手前に持ってくればだいぶ楽になるんじゃないかなんて思ってしまうわけですね。

しかしそれではRnineTの意味がなくなってしまうとも理解しているのです。RnineTはこの少し遠いハンドルによるポジションが第三者の目から見てかっこいい部分だとも思っているのでこの辺を変更するのはナンセンスでしょう。長距離の疲労を何とか軽減したいとは考えているのですが実際にはRnineTのために何もしないことが最善という結果になりそうです。

これからR1250Rを購入する方へ

今現在R1250Rを購入しようか迷っている方は本当に買って損しないバイクだと伝えたいです。何でもできるバイクですので1台で済ませたい人には間違いなく合っていると思います。こんなに良いバイクなのですが、なぜか値下がりが大きいバイクだということも知っておいて欲しいです。

値下がりが大きいということは人気が低いということにもなります。人気が低いということは、売却する方が多く、中古を購入する方が少ないということにもなります。私も含めてなぜかはわかりませんが売却する人が多いということは何か理由があるのかと思います。私の場合は上記でも書いた通り、刺激が足りないという理由でした。全部をこなせるというのは案外つまらないということなのかもしれません。

それらを踏まえてこれからR1250Rを購入しようと考えている方は、中古車がおすすめかなと思っています。私もディーラーに行く度に中古車を見ていますがなぜかオプションモリモリ車体とどノーマル車体の値段がほぼ変わりません。しかもめちゃくちゃ綺麗なのに新車に比べてかなり値段が下がっています。ここはやはり価格の維持が難しい部分なのでしょう。ですので綺麗な中古車でオプションがついている車体を狙うのが良いかと思います。

そして長く乗り続ける気持ちがあると尚良いと思います。売っても非常に安く買い取られてしまいますので売ることを考慮してR1250Rを購入すると損する可能性が高くなります。ですでの長く所持していくことが重要だと思います。




最後に

ということでRnineTに乗れば乗るほどR1250Rの評価が上がっていくという話でした。流石にもう一度R1250Rを購入するということはないと思いますが、今だからこそ思い出す本当に良いバイクだったと思います。今所持している人は長く乗り続け、これから買う人は期待して良いバイクだと思います。確かに刺激は少ないかもしれませんが、この万能さは失ってから気がつく部分なのかもしれません。今度試乗してみようかな・・・笑