S1000RR、M1000RRのリコール発生

今回はS1000RRとM1000RRのリコールに関しての話になります。S1000RRとM1000RRは基本的には共通のマシンになるわけですが、リコールの内容も同じものとなっているようです。果たしてどんな内容なのか。




リコールの内容

まずはビー・エム・ダブリュー株式会社からこんな内容の通達が来ました。

この内容を要約すると、

駆動用チェーンの張力調整するテンショナーのチェックバルブが不適切であった

とのことです。これによる問題点としては、

高回転時に破損する恐れがあり、損傷した部品がオイル回路を介して、オイルパンに入り込む恐れがある

と書かれており、この症状に陥った場合の最悪なケースまでは書かれていませんが、修理する必要があります。この文章からはM1000RRとS1000RRということしか書かれておらず、2015年式以降のモデルが対象なのか、2014年以前も対象なのかはわかりません。M1000RRとS1000RRがセットなので、2015年以降が対象のような気もします。




対応に関して

対応としては、

チェックバルブスプリングが装備されていないテンショナーに交換する

となっています。作業時間的には1時間ということで、預けるほどのものではなく、個人的には一安心です。「テンショナーのチェックバルブが不適切」ということで、正しい、もしくは改良されたものが取り付けられるのかと思いきや、「装備されていないテンショナーに交換」と書かれているので、なくても良いものだったのでしょうか。細かい部品のため、実際私もよくわかっていません。

サーキットで使っている人は要注意か

説明文では「高回転時に破損」と書かれているため、一般公道をメインで乗っている方はとりあえずは問題ないのかもしれません。一般道で高回転まで回せるシチュエーションはまずないですからね。とは言え低回転でも何か起きる可能性はありますので、早めに点検する必要はあると思います。

そして、私もそうですが、サーキットで走らせることが多い人は注意が必要かもしれません。私の場合、何回かサーキットで走らせていますが、幸いにも今回のような故障は起こっていません。しかし、このように文章で告知されると、急に怖くなり、このリコール対応が完了するまでサーキットへ持っていくのは控えたいと思います。




最後に

ということで、M1000RRとS1000RRのリコールについてでした。サーキットで使う方は要注意といった感じですね。私も早々に車両を持って行きたいのですが、現在M1000RRを保管してる場所とディーラーの場所が離れており、自走で行くのは面倒な距離です。なのでアルファードに積み込んで点検に出すつもりなのですが、なんとこのアルファードも現在バイクを積めない状況。とりあえず、M1000RRでサーキットを走る予定もないのでしばらくは保管して、タイミングが来たら点検に出そうと思います。

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