M1000RRで初めてDTCが介入した

先日の記事でM1000RRで初めてフロントリフトしたという内容をあげましたが、今回も似たような現象で、初めてDTCが介入したという記事になります。DTCとはトラクションコントロールで、無駄な空転を抑える機能です。今回は初めてDTCが介入した時の感覚などをお話しします。




DTCとは

DTCとはDynamic Traction Controlの略で要するにトラクションコントロールやトラコンと言われるものです。BMWmotorradのバイクではトラコンのことをDTCと呼んでおり、このトラコンの名称は各メーカーによって違います。

トラコンとは、路面とタイヤの摩擦を最適に制御するといったものです。深いバンク時はタイヤのリップ力が低くなるわけですがこの時、大きくアクセルを開けるとスリップしてしまい転倒につながります。トラコンはこのスリップを抑制しより安全に早く走らせることができる優れた機能といえます。

画面左側のメーターが動いた

BMWmotorradから発売されている一部のスポーツバイクには、スポーツメーターを選択することができ、ここではバンク角やブレーキの強さなどを視覚的な情報として得ることが可能です。そんな中、左側に表示されているDTCのゲージ。このゲージはDTCが介入すれば立ち上がってくるのですが、私がこれまで乗ってきたR1250R、S1000RR、M1000RRでは一度も立ち上がったことはなく、飾りのようなものでした。

先日のM1000RRによるツインリンクもてぎ走行で初めてDTCを作動させたわけです。コーナーの立ち上がり時にアクセルをしっかり開けるのですが、30%くらいまでゲージが立ち上がりました。(走行時のゲージが立ち上がった写真はありませんが) 立ち上がった時の感想としては全く機械が介入しているという感覚はなく、「え?今DTCが効いてるの?」といった感じ。もちろん効かせ方にも違いはあり、プロが効かせるのと初心者の私が効かせるのでは全然違うと思いますが、機械が介入していることに違和感を感じないのはさすがでした。




走行モードはスタンダード

M1000RRやS1000RRはいくつかの走行モードを選べますが、一番上位走行モードが「RACE」となります。このモードにするとDTCの介入が一番弱くなり、より速く走らせることが可能になります。私はこれまでRACEモードを使わずに走ってきました。というのもまずはスタンダードモードで一度DTCを介入させてみたかったからです。とりあえずは無事にスタンダードモードで介入させることができましたので、これから走行モードをいじりながら色々試してみたいと思います。

逆にいうとプロが作動させているDTCとは別物ともいえ、ただ作動させるだけならかなり簡単だったともいえます。私の場合一気にステップアップするつもりはないので、とりあえず私のメーターに表示されているDTCゲージは飾りではなかったということがわかっただけでもよしとします笑

DTCの介入は良いこととは言い切れない

これは前の記事にあるフロントリフトの話と同じなのですが、そもそもDTCの介入は速く走ることにおいて良い動きとはいえません。上級者たちはDTCが介入しないように早くマシンを起こしたりなど工夫して走行しており、DTCが介入したことを喜んでいるのは私くらいでしょう。しかし、前にも書いた通り、こういった機能が介入するということはそれだけ成長しているとも言えるので、目的はずれていますが今の私にとっては悪いことではないのです。

DTCも過信は禁物

DTCは機能がしっかりと動作しているのであれば、スリップしそうなシーンでアクセルを大きく開けてもそれ以上加速することはありません。なのでコーナーではガンガンアクセルを開けていけるともいえます。しかし、いくら優秀な機械が操作しているはいえ、完全ではないことを忘れてはいけないのです。

先日プロライダーである関口太郎氏にDTCのことを質問した時、「結果的に作動してしまうけど作動はさせたくない」といったことを言われておりました。急な動きをしないとは言い切れないからだそうです。もちろん素人向けのアドバイスだったと思いますので、プロはガンガン開けていくのかもしれませんが、私のような初心者の場合は急にバイクの挙動が乱れた場合立て直すことは難しいと思いますので、「お兄さん、限界超えてますよ」という忠告という意味合いで捉えた方がいいのかもしれません。




DTCがなくても走れるか

私の中でDTCは限界を超えた忠告としたわけですが、そうなると、もしDTCが搭載されていないバイクでサーキットを走れるのかという問題が発生します。DTCが搭載されていれば限界を超えても機械が制御してくれて何の問題もなく、コーナーを抜けていくことが可能だったわけですが、DTCがなかった場合はどうでしょうか。

今回DTCが作動したということは、少なくともリアが滑るくらいアクセルを開けたということです。DTCが搭載されてない場合はリアが流れた可能性が高いといえます。その時私はしっかりと対処ができるのでしょうか。スライド時にやってはいけないこととしてアクセルを戻すことが挙げられます。アクセルを戻すことで急にグリップを取り戻しハイサイドとなる可能性が出てくるのですが、滑った感触を味わった後、びっくりしてアクセルを戻してしまいそうです。そうなると怖くてDTCが搭載されていないバイクに乗れないような気がしてきてるわけです。

次回のサーキット

次回のサーキットは中型バイクでツインリンクもてぎを走行する予定です。このバイクはDTCは搭載されていませんのでM1000RRのように元気よくコーナーでアクセルを開けていけるかわかりません。もちろん中型のバイクということで出力も低いわけですから、リアが滑る可能性も低くなります。しかし大型だろうが小型だろうが、深いバンク中のグリップ力が低くなるのは変わりませんし、コーナリングのスピードも大きく変わりません。なので、DTC非搭載のバイクを走らせる際はかなり注意したアクセルワークが必要になりそうです。




最後に

ということで初めてDTCを介入させた話でした。今回はただ闇雲に作動させただけといった感じになったので今後はどうやったら作動するのかなどを少しずつ確認してみたいとは思っています。とはいえM1000RRくらいのパワーがあるとそう簡単に試すということは難しく、とにかく速めに走らせるというだけでもかなりの難易度です。変なことにこだわり転倒につながるということは避けたいので、安全マージンをしっかりと取りながら練習していきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です