2022 レン耐in筑波サーキットに参加してみた

今年はサーキットに挑戦する年としていまして、ついにレースに参戦することができました。レースということで追い抜き追い越しがあり、1人で走るのとは全然違います。今回のレースで経験できたことを記事にしていきたいと思います。参加したレースはレン耐というレースです。マシンはGROMになります。




レン耐とは

レン耐とはレンタルバイク耐久レースの略で、(多分)レース車両をお借りしてその車両でサーキットを走るというもの。車両は基本的にGROMかエイプとなっています。頻繁に様々なサーキットで開催されており、ベテランから初心者まで幅広く参加されています。初心者チームが上位に食い込めないかというとそういうわけではなく、ハンデキャップが適用され、遅いチームも全然入賞を狙えるのも面白いところです。

今回はディーラーにお声掛けいただき、参加することができました。

ルール

詳しいルールはホームページなどを参照していただきたいのですが、主だったルールは

  • 4時間耐久
  • ハンデがつく
  • 全開で走るとガス欠になる
  • 1回の走行で1人5分〜30分までしか走行できない
  • 転倒した場合は即座に5,000円支払わないと走行できない
  • 数回に1度のピットインでミニゲームがある
  • 女性を転ばせた場合一発失格

などなどとなっております。ハンデキャップに関しては非常に良くできており、強いチームが最終的に勝てるようになっているが、入賞くらいであれば最下位に近いチームも可能といった感じ。

転倒した場合は5,000円払うというのも面白く、自分のバイクで転倒した場合は当然5,000円程度では収まるわけがないのですが、それでも払いたくないと思わせる金額です。

さらに初心者とベテランの差を減らすために数回に1度ミニゲームを実施し、制限時間2分以内にクリアできれば即走行に戻れるというもの。ルービックキューブが鬼畜でした。

そして女性を転倒させると一発失格ということ。女性も何人か参加しており、我がチームにはマルイチもいたので、女性には優しくしなければなりません。




いざスタート

私の場合初心者講習を受け、いざスタートの時。スタート方式はルマン式となっており、ちょっと自分の足で走るというギミックがあります。マシンを発進させたらあとは周回を重ねるだけ。まず感じたのはみんなとても速いということ。あっという間に抜かれます。しかしこれは耐久レースであり、さらにいうと上記でも書いた通り、全開走行を続けるとガス欠になるように給油されています。

私自身レースは初めてなので、とりあえず様子見をして周りのペースについていくことに。ここで重要なのは抜くという技術。抜かれるときは結構強引に抜かれます。自分がもし後ろを気にしないで走ったらぶつかるようなシーンもありました。その辺は私が初心者というのもあるでしょう。では私がある程度強引に抜けるかというとそうはいきません。どうしても公道の意識が少し残ってしまい、「このままインを刺そうとした時にライバルがインに詰めてきたら」などと考えてたりし、自分のペースはまだ上げられるが前のペースに合わせているという感じになりました。

初めての交代

約20分を走行し次のライダーと交代。1走目の後半ではだいぶ走り方もわかってきたというところで交代です。ピットの雰囲気はどんな感じかといえば結構他人事のようにしていました笑 というのも、ピット側から応援しているわけではなく、普通に自分の椅子などが置いてあるゾーンに移動しお茶を飲んでいたりお菓子を食べていたり、雑談しており、走っている人にあまり関心なく、「まぁ無難に走っているだろう」といった感じでした。私とマルイチをチームに含めることで勝ちに行けるチームにならなくなってしまいますのでこの辺は和やかに過ごすことができて結構気楽なものです。

急な雨

天気予報では雨が降るかもとなっておりましたがまさかの本降りに。こうなると、ただでさえスポーツ走行に慣れていないのにさらに遅くなってしまいます。「ダルマッサイさん、いっぱい走ってください」ということで雨の中少し多めに走ることになりました。

これまでツーリングなど、公道では雨が非常に怖いものだと思っていたのですが、急動作をしなければ意外と普通に走れるということに気がつき徐々にペースアップします。周りもかなりビビりながら走っているのがよく伺え、これをチャンスとそこそこ抜かせてもらいました。

自分的にはブレーキはまだまだ甘く、トップ集団に抜かれる際はかなり奥で強くブレーキをかけていることが分かります。私はそこまでできませんでしたが、「あそこまで握ってもスリップしないんだ」と勉強させてもらいました。

そして何よりみんな結構転んでいます。頻繁にイエローフラッグが振られ、私が走っている間でも10回以上は転んでいる人を見かけました。限界をこえているといえばそうなのですが、そこまで攻められるのは素直にすごいと思いますし、私も見習わないとなと思います。




そしてチェッカー

そして4時間の耐久レースが終了!チェッカーフラッグはマルイチが担当することになり無事無転倒で最後まで走り切ることができました。残念ながら入賞することはできませんでしたが、めちゃくちゃ勉強になったレースでした。強いていえばもう少しドライ路面を楽しみたかったという部分がありましたが、この辺は個人的にいくサーキットで活かしていこうと思います。

最後にはちょっとした景品をいただき、結果発表を聞き解散となりました。




最後に

初めてのレースでかなり不安な上に、雨まで降るという初心者には少々厳しい内容でしたが、非常に満足しています。周りの人の動きなどもたくさん見ることができて自分のライディングにも役立てられそうです。これからもう少し個人的に練習を積んで次回があればそこそこ戦えるライダーになっていたいと感じる1日でした。