ポルシェは国産車では聞きなれない異音が様々すると言われています。ポルシェの営業マンがいうには、911のハンドルを深く切った時の音。私も聞いたことはないですが、「バキバキ」と音がするのだそう。初めてポルシェに乗る人はその音を故障と思い、ディーラーに連絡されるそうなのですが、これは「仕様」ということでポルシェではごくごく当たり前の話のようです。このように普段では絶対おかしいと思っても「仕様」で片付けられることが多々あり、今回のエアコン異音に関してはどうなのでしょうか。ちなみに私のマカンターボは2015年式です。
エアコンの異音
我が家のマカンターボは停車時に「ポー」というか「フォー」という「ピー」というかそんな音がします。正確には速度が下がってくると周りの音が小さくなり、異音が聞こえ始めるといった感じです。
最初はブレーキの鳴きかなと思ったのですが、停車している状態でも聞こえてくるのでブレーキではなさそうだ、ということで様々調べて見るとどうやらエアコン関連の音がしている様子。
また、エンジンが冷えた状態(1日の最初にエンジンを始動する際など)では音が鳴らないのですが、ある程度走っていると鳴りだす状況。鳴る時と鳴らない時があるというわけではなく、鳴り出したらもう止まらないという感じです。
音を消すためには
音を消す方法は基本的にはないのですが、エアコンを完全にOFFにするとその音は止まります。このことから私はコンプレッサの音だと断定していました。あとはどんなにエアコンの風量やら温度設定をいじっても音が消えることはなく、非常に気になる音です。
夏場で強くエアコン吹き出し口から風が出ている時や、音楽をかけているときはあまり気にならないのですが、私はどちらかというと、音楽はかけず、冬はシートヒーターにて暖を取るので、止まった際、異音はよく聞こえてきます。
ポルシェの対応
先日12か月点検を実施した際、メカニックにエアコンの異音だと思うんだけどということを伝えました。確認してみますとのことで、他の、同時期に作られた車両と比較してくれるということに。後日点検終了と共に車両が引き取りに行った時、メカニックからは、
「別の個体でも同じように鳴っていたので、仕様です」
とのことでした。でた!「仕様」!ポルシェは国産車では考えられないような音であったり、性能だったりするわけですが、これらは「仕様」で片付けられてしまいます。以前書いた記事で、スピーカーからのホワイトノイズ問題がありましたがこちらも「仕様」。「ポルシェは普通の車と違いますから」といえば「んじゃ仕方ないか・・・」となる最強の一言だと思います。もちろん本当に仕様なんでしょうし、これを改善したいといっても無理という話。
とはいえ私が実際に比べた車体の音を聞いたわけではないので、本当かどうかはわかっていないのですが、ちょっと信じがたいとも思っています。
ということで結局この異音とは今後ともお付き合いすることに。
最後に
「仕様」と言われれば「しょうがない」としか言いようがないのですが、気になるものは気になります。もちろんそういったところを重視しておらず、ポルシェは走りですからと言われればそうなのですが、走りだって排気音だって私に取っては非常に大切な要素。異音は、本来聞きたい音に雑音を足すわけですからその辺は考慮してほしかったなと思います。
ちなみに代車で借りた2021年式のマカンに関してはエアコンの異音というものは聞こえてきませんでした。もし、2015年式など前期モデルなどの購入を考えている人は、エアコンの異音に関しても聞いてみてください。
また、別記事にも書きましたが、スピーカーの異音に関しても同じく確認することをお勧めします。エアコン